抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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背景:ホルモン障害は,しばしば骨ターンオーバーマーカー(BTM)の異常なレベルと関係する。I型プロコラーゲン(PINP)のN末端プロペプチドとI型コラーゲン(CTX-I)の血清C末端架橋テロペプチドは,それぞれ骨形成と骨吸収の参照マーカーである。方法:科学データベースのMEDLINEとWeb内の包括的な文献検索を行った。【結果】先端巨大症は,より高いBTMレベルと関連し,治療後の寛解の間に減少する。成人発症成長ホルモン欠損は,しばしばBTMレベルの低下と関連する。成長ホルモン補充療法は骨ターンオーバーを刺激し,BTMレベルを増加させる。甲状腺機能低下症は,より低いBTMレベルによって反映される骨代謝の一般的な減速を特徴とする。置換甲状腺ホルモン治療は,骨ターンオーバー率とBTMレベルを増加させる。甲状腺癌の患者は甲状腺ホルモンの抑圧用量を受け,わずかに高いBTMレベルを有する可能性がある。明白な甲状腺機能亢進症の患者は,BTMレベルが高く,抗甲状腺療法がBTMレベルの急速な減少を誘発する。原発性副甲状腺機能亢進症の患者は,BTMレベルが高いが,無症候性および正常カルシウム血症性副甲状腺機能亢進症の患者は,通常,正常BTMレベルを有する。副甲状腺機能低下症はわずかに低下したBTMレベルを特徴とする。クッシング症候群は,顕著にオステオカルシン濃度の低下により特性化されるが,他のBTMsに関するデータは不一致である。結論:BTMsは,骨代謝に対するホルモン障害およびそれらの治療の影響の機構をより良く理解するのに役立つ。しかし,BTMsが臨床診療における骨に対する治療の効果をモニターするのに使用できるかどうかは不明である。Copyright Italian Society of Endocrinology (SIE) 2020 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】