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J-GLOBAL ID：202002256831468723   整理番号：20A1985031

丹後湾における遊漁の経済評価

An economic evaluation of recreational fishing in Tango Bay, Japan

著者 (3件)： Terashima Yuki (Research and Educational Unit for Studies on Connectivity of Hills, Humans and Oceans, Kyoto University, Kyoto, Japan) ,  Yamashita Yoh (Field Science Education and Research Center, Kyoto University, Kyoto, Japan) ,  Asano Kota (Graduate School of Human and Environmental Studies, Kyoto University, Kyoto, Japan)
資料名： Fisheries Science  (Fisheries Science)
巻： 86  号： 5  ページ： 925-937  発行年： 2020年09月 
JST資料番号： L2029A  ISSN： 0919-9268  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 日本では娯楽性の高い遊漁が盛んであるが,その経済的価値についてはほとんど推計されていない。本研究では,(1)京都府丹後湾における遊漁の経済価値をトラベルコスト法(TCM)で評価し,(2)丹後湾周辺の関連する地域経済の発展を調査することを目的とする。TCM解析により,丹後湾には年間15万人の釣り人が訪れており,遊漁の年間の旅費総額は約38億円,消費者余剰額は約117億円であることが示された。2017年の京都府の年間の商業漁業の生産額は30億円であった。このように,丹後湾では,沿岸の魚類資源は食料としての直接的な利用価値だけでなく,遊漁の対象としての間接的な価値も大きい。遊漁がポピュラーな他の国と同様,日本でも商業漁業と比較して遊漁の重要性が高まっている。日本では多くの人が遊漁を楽しんでいることから,国内の水産資源への影響が危惧される。そのためには,日本における関連する地域経済の発展を目的とした水産資源管理活動に,商業漁業と遊漁の両方を含めるべきである。Copyright Japanese Society of Fisheries Science 2020 Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *海洋レジャー ,  *漁獲 ,  資源管理 ,  *評価 ,  経済 ,  経済効果 ,  地域経済 ,  *遊漁 ,  水産経済 ,  トラベルコスト法 ,  水産資源管理 ,  *経済性評価
準シソーラス用語： 漁業管理 ,  丹後湾 ,  *経済評価

著者キーワード (4件)： レクリエーション漁業 ,  旅行コスト法 ,  消費者余剰 ,  漁業資源管理

分類 (2件)： 水産経済・経営  (FH01020D) ,  漁労一般  (FH03010G)

タイトルに関連する用語 (3件)： 遊漁 ,  経済 ,  評価