抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:ネットワーク薬理学方法に基づき、オウギの抗肝障害の分子メカニズムを検討する。方法;漢方薬システム薬理学分析プラットフォーム(TCMSP)データベースにより、化合物の経口バイオアベイラビリティ(OB)>30%、類薬性(DL)>0.18を標準とし、オウギの活性成分を選別した。Drugbankデータベースを用いてターゲット予測分析を行った。GeneCards、OMIMデータベースで肝臓損傷関連ターゲットを予測する。Cytoscape3.6.0ソフトウェアにより、オウギ-活性成分-標的遺伝子-疾患の漢方薬調節ネットワークを構築した。Stringデータベースを用いてタンパク質相互作用(PPI)ネットワークを構築し、度値(degree)によりキーターゲットを選別する。R言語のClusterProfilerとpathwayパッケージを用いて、オウギの抗肝障害作用のターゲットに対して遺伝子オントロジー(GO)の機能注釈と京都遺伝子とゲノム百科全書(KEGG)通路の濃縮分析を行い、オウギの抗肝障害の作用機序を検討する。結果:オウギの13種類の活性成分が得られ、クエルセチン(quercetin)、常春藤サポニン類(Hederagenin)、スピノシン(formonetin)などを含んだ。オウギの抗肝損傷作用予測の標的は60個あり、ネットワーク分析の結果、オウギは主にタンパク質ヘテロ二量化活性、ユビキチンタンパク質リガーゼ結合、DNA結合転写活性化活性、RNAポリメラーゼII特異性、インテグリン結合などの生物過程に関与することが分かった。糖尿病合併症の終末糖化最終産物及びその受容体(AGE-RAGE)経路、カポキシー(Kaposi)肉腫関連ヘルペスウイルス感染、B型肝炎、腫瘍壊死因子経路などを調節することにより、抗肝障害作用を発揮する。結論:ネットワーク薬理学に基づき、オウギの抗肝障害の多成分-多標的-多経路作用の特徴を検討し、さらに、黄耆の抗肝障害作用メカニズムの研究に新たな考え方と方法を提供した。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】