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J-GLOBAL ID:202002256984058164   整理番号:20A0627513

メダカ配偶者選択におけるオキシトシンの性的二形性役割【JST・京大機械翻訳】

Sexually dimorphic role of oxytocin in medaka mate choice
著者 (18件):
資料名:
巻: 117  号:ページ: 4802-4808  発行年: 2020年 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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オキシトシンは,性に関係なく,一卵性げっ歯類(プレーリーハタネズミ)における身近な個体に対する交尾選好を促進するために必要な中枢神経調節因子である。マテの選択におけるオキシトシンの役割は,少数の単一種においてのみ理解されているが,大部分の脊椎動物種から成る非単一種におけるその機能は不明のままである。この問題に取り組むために,メダカ(Oryziaslatipes)におけるマテ選択におけるオキシトシン同族体(オキシトシンと呼ばれる)の関与を評価した。雌メダカは身近な交配種を選択することを好むが,雄性メダカは親密性に関係なく無差別的に求愛する。oxtリガンド(oxt)と受容体遺伝子(oxtr1とoxtr2)の突然変異体を作り出し,oxt-oxtr1シグナル伝達経路が,身近な雄に対する雌の交尾選好を誘発するために必須であることを明らかにした。また,この経路は,雄における非制限および無差別交配戦略にも必要であった。すなわち,雄におけるoxtまたはoxtr1突然変異のどちらかは,新しい雌に向かう求愛の数を減少させたが,身近な雌に対してはそうではなかった。さらに,これらの突然変異を有する男性は,身近な女性に対して,強化された母親保護行動を示したが,新規女性に対してはそうではなかった。さらに,RNA配列解析(seq)分析により,γ-アミノ酪酸代謝に関与する遺伝子の転写とイオン輸送ATPアーゼをコードする遺伝子の転写は雌メダカにおいてのみoxt及びoxtr1変異体においてアップレギュレーションされ,変異体表現型の性差を説明することを明らかにした。著者らの知見は,oxt-oxtr1シグナル伝達がメダカ魚における性特異的な方法において身近な個体に対する交尾選択において役割を果たすという遺伝的証拠を提供する。Copyright 2020 The Author(s). Published by PNAS. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
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遺伝子発現  ,  生殖器官  ,  個体群生態学  ,  個生態学  ,  進化論一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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