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J-GLOBAL ID:202002257214964087   整理番号:20A1331435

極性化合物捕集用メタクリレート系逆相型固相抽出剤の調製と特性評価

Preparation and Evaluation of Methacrylate-based Reversed-phase Sorbents for Solid-phase Extraction of Polar Compounds
著者 (6件):
資料名:
巻: 69  号: 1.2  ページ: 25-30(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: F0008A  ISSN: 0525-1931  CODEN: BNSKAK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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固相抽出法では,ジビニルベンゼン(DVB)と極性モノマーにより調製される親水性親油性バランス(HLB)型固相抽出剤が多用されている.HLB型固相抽出剤では,極性基の導入により極性化合物の抽出効率が向上されるが,一方でDVBの高い捕捉能は捕捉成分の速やかな溶離の弊害となる.本研究では,極性化合物に対して高い捕捉特性を有し,かつ芳香環を有する極性化合物を迅速に溶離可能な非芳香族系固相抽出剤の開発を目指した.トリメチロールプロパントリメタクリレート(TMPT)単独で多孔質ポリマー粒子を調製し,固相抽出特性を評価した.比表面積,細孔径等の細孔物性を最適化することにより,核酸塩基及びヌクレオシドを市販HLB型固相抽出剤と同等の抽出率で抽出可能であった.一方で,疎水性の改善を目指し,TMPTとステアリルメタクリレート(SMA)の共重合体についても合成し評価を行ったが,捕捉特性の大きな改善は確認されなかった.また,TMPT型固相抽出剤の芳香族極性化合物に対する脱離特性は良好であり,DVB含有HLB型固相抽出剤で問題とされる脱離性の悪さを解消することが可能であった.(著者抄録)
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引用文献 (25件):
  • 1) A. Andrade-Eiroa, M. Canle, V. Leroy-Cancellieri, V. Cerdà : TrAC-Trends Anal. Chem. (Reference Ed.), 80, 641 (2016).
  • 2) F. Tang, Q.-W. Yu, B.-F. Yuan, Y.-Q. Feng : TrAC-Trends Anal. Chem. (Reference Ed.), 86, 172 (2017).
  • 3) J. Plotka-Wasylka, N. Szczepanska, M. de la Guardia, J. Namiesnik : TrAC-Trends Anal. Chem. (Reference Ed.), 77, 23 (2016).
  • 4) A. Andrade-Eiroa, M. Canle, V. Leroy-Cancellieri, V. Cerdà : TrAC-Trends Anal. Chem., 80, 655 (2016).
  • 5) R. Jaramillo, S. C. Shuck, Y. S. Chan, X. Liu, S. E. Bates, P. P. Lim, D. Tamae, S. Lacoste, T. R. O'Connor, J. Termini : Chem. Res. Toxicol., 30, 689 (2017).
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