文献

J-GLOBAL ID：202002257381701410   整理番号：20A1567292

公共的判断に基づく地域住民の総意形成のための分権的調査手法に関する実証分析

AN EMPIRICAL ANALYSIS ON DECOMPOSITION SURVEY METHOD FOR SOCIAL CHOICE BASED ON PUBLIC JUDGMENT

著者 (3件)： 尾崎拍夢 (株式会社エイテック東日本支社調査技術部) ,  織田澤利守 (神戸大学 大学院工学研究科市民工学専攻) ,  喜多秀行 (神戸大学 大学院工学研究科市民工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 D3(土木計画学)(Web)  (土木計画学研究・論文集(Web))
巻： 75  号： 6  ページ： I_69-I_82(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0202A  ISSN： 2185-6540  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 公共交通サービスなど社会資本の整備計画に対して表明される意見は「公共的判断」に基づいたものであることが要請されるが,そのためには対象となる地域住民の生活状況に関する十分かつ正確な情報が提示されている必要がある.著者らは「全地域住民の情報を何人か毎に分割し,意見表明者に分配する」手法(分権的調査手法)を提案しているが,その有用性について実証的には確かめられていなかった.そこで本研究では,地域住民の移動環境に関する情報と計画代替案を提示して計画に対するWTP を問うアンケート調査を本手法を用いて実施し,実証分析を行った.設定した条件の下ではWTP を3~7%の誤差精度をもって推定することができることなど,一定の範囲においてこの手法が有用であることが明らかとなった.(著者抄録)

シソーラス用語： 公共輸送 ,  *交通計画 ,  計画 ,  技術 ,  意思決定 ,  選択 ,  受益者負担 ,  代替案 ,  *アンケート ,  公共交通計画 ,  実証分析 ,  合意 ,  *支払意思額
準シソーラス用語： 公共交通 ,  構想 ,  計画手法 ,  地域住民 ,  合意形成 ,  *社会的選択 ,  WTP ,  *支払い意思

著者キーワード (6件)： consensus building ,  local transport planning ,  willingness to pay ,  empirical analysis ,  social choice ,  public judgment

分類 (2件)： 都市交通  (TA01020W) ,  都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D)

引用文献 (14件)：

• 1) 国土交通省:公共事業の構想段階における計画策定プロセスガイドライン,2009.
• 2) 後藤玲子:正義の経済哲学,東洋経済新報社,2002.
• 3) 坂井豊貴:社会的選択理論への招待,日本評論社,2013.
• 4) 国土交通省:仮想的市場評価法(CVM)運用の指針,2009.
• 5) 栗山浩一:公共事業と環境の価値,築地書館,1997.

タイトルに関連する用語 (5件)： 地域住民 ,  総意 ,  調査 ,  手法 ,  実証分析