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J-GLOBAL ID：202002257427264690   整理番号：20A0802573

くずし字の検出および認識を行う組み込みシステムの開発

Development of Embedded System for Extraction and Recognition of Kuzushiji.

著者 (6件)： 竹内正広 (豊田工高専) ,  早坂太一 (豊田工高専) ,  大野亙 (豊田工高専) ,  加藤弓枝 (鶴見大) ,  山本和明 (国文学研究資料館) ,  石川徹也 (TRC-ADEAC)
資料名： 情報処理学会シンポジウム論文集  (情報処理学会ワークショップ論文集)
巻： 2019  号： 1  ページ： 85-90  発行年： 2019年12月07日 
JST資料番号： Y0978B  ISSN： 1344-0640  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 国文学研究資料館により整備されている日本語の歴史的典籍の画像および書誌情報の統合データベースを有効活用できれば人文科学のみならず自然科学系分野を融合させた研究の展開も期待されるが,多くの研究者にとってはそれらに書かれている文字が「くずし字」であることが障壁となる.本研究では,深層学習を用いてくずし字の自動翻刻用WWWアプリケーションとして実装されている学習モデルを応用し,小型で比較的安価なシングルボードコンピュータRaspberry Piを用いて開発されたくずし字の自動領域検出および認識を行う組み込みシステムについて報告する.本システムはスマートフォンを持ち込むことができない小・中学校や普段モバイル機器を持ち歩かない高齢者の方々がくずし字に触れたいという場面で支援ツールとして活躍することが期待される.(著者抄録)

シソーラス用語： *組込みシステム ,  *計算機システム開発 ,  *文字認識 ,  *日本語 ,  歴史 ,  *データベース ,  人文科学 ,  自然科学 ,  研究者 ,  *機械学習 ,  制御用計算機 ,  スマートフォン ,  携帯端末 ,  老人 ,  文字 ,  支援プログラム ,  *深層学習 ,  ボードコンピュータ ,  モバイルデバイス
準シソーラス用語： くずし字 ,  *くずし字認識 ,  シングルボードコンピュータ ,  ソフトウェアツール ,  モバイル機器 ,  高齢者

分類 (5件)： 計算機システム開発  (JD02010R) ,  パターン認識  (JE07000S) ,  情報加工一般  (AC05010A) ,  データベースシステム  (JD03030U) ,  人工知能  (JE08000Z)

引用文献 (11件)：

• 国文学研究資料館.“歴史的典籍に関する大型プロジェクト”. https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/,(参照2015-10-14).
• T. Clanuwat, M. Bober-Irizar, A. Kitamoto, A. Lamb, K. Yamamoto, and D. Ha.“Deep learning for classical Japanese literature”. arXiv:1812.01718,(参照2019-07-03).
• 早坂太一,大野亙,加藤弓枝,山本和明.深層学習による変体仮名の翻刻およびWWWアプリケーション開発の試み.人文科学とコンピュータシンポジウム論文集,情報処理学会シンポジウムシリーズ,2016,vol.2016,no.2,pp.7-12.
• Y. Jia, E. Shelhamer, J. Donahue, S. Karayev, J. Long, R. Girshick, S. Guadarrama, and T. Darrell,“Caffe: Convolutional architecture for fast feature embedding,”.arXiv:1408.509,(参照2015-11-12).
• 人文学オープンデータ共同利用センター.”日本古典籍字形データセット(国文研所蔵・CODH加工)”. http://codh.rois.ac.jp/char-shape/,(参照2019-06-07).

タイトルに関連する用語 (3件)： 字 ,  組み込みシステム ,  開発