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J-GLOBAL ID:202002257527745392   整理番号:20A2806831

那覇港波の上うみそら公園におけるサンゴ着生実験 沿岸域の環境保全を目的としたサンゴ増殖に向けた取り組み

著者 (4件):
資料名:
号: 53  ページ: ROMBUNNO.52  発行年: 2020年12月01日 
JST資料番号: G0744B  ISSN: 1348-3366  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本報では,沖縄海域において実施したサンゴの着生実験について報告する。沖縄県那覇港において2015年5月に設置したサンゴ着生架台のうち,2つの架台にミドリイシの着生が確認できた。着生サンゴは,設置から1年後に稚サンゴが目視確認でき,4年後に5cm程度の大きさとなった。この成長速度はミドリイシ属(稚サンゴ)の成長速度の範囲であり概ね良好な成長であることを確認した。またすべての架台に,設置後,比較的早期に藻類や貝類が付着していたことから,サンゴ着生方法の課題として,サンゴ卵・幼生が浮遊する直前に架台を設置することが挙げられた。実験エリアの夜間撮影では,産卵直前のミドリイシの状態としてサンゴ表面に卵(バンドル)の色付きを捉えることができた。このことは,架台設置に適した産卵開始のサインをピンポイントで知ることが可能であることを示唆している。今後,産卵直前に着生架台を設置する方法を具体化しサンゴの保全に役立てる予定である。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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公園,造園,緑化  ,  生態系 
引用文献 (6件):
  • Reaka-Kudla, M. L.:The global biodiversity of coral reefs -a comparison with rainforests.Biodiversity II: Understanding and Protecting Our Biological Resources, Joseph Henry Press, Washington DC, pp.83-108, 1997.
  • Baker, A.C.,C.J.Starger, T.R. McClanahan and P. W. Glynn: Coral’s adaptive response to climate change. Nature, 430, 741, 2004.
  • 井口亮,磯村尚子:造礁サンゴの環境変化に対する順応機構と適応の可能性,海の研究,21(5),pp.147-pp.158,2012.
  • Chuki Hongo, Hiroya Yamano:Species-specific responses of corals to blraching events on anthropogenically turbid reefs on Okinawa Island, Japan over a 15-year Period (1995-2009), PLoS ONE 8 (4), e60952, 2013.
  • 守田昌哉,日根弓太郎,大木駿:放卵放精型のサンゴにおける受精(1)-ミドリイシ属サンゴを中心に-:みどりいし(27), 10-17, 2016.
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