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J-GLOBAL ID:202002257787439080   整理番号:20A0123185

組換えC1q変異体はマクロファージ応答を調節するが,古典的補体経路を活性化しない【JST・京大機械翻訳】

Recombinant C1q variants modulate macrophage responses but do not activate the classical complement pathway
著者 (5件):
資料名:
巻: 117  ページ: 65-72  発行年: 2020年 
JST資料番号: B0850A  ISSN: 0161-5890  CODEN: IMCHAZ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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補体蛋白質C1qは,アテローム性動脈硬化症のような多くの炎症性疾患において二重の役割を果たす。一方,後期段階では,C1qによる古典的補体経路活性化は疾患進行を悪化させるが,C1qも早期疾患において有益な役割を果たす。補体活性化におけるその役割に依存しないことから,細胞及び分子デブリの食作用及び抗炎症表現型に対する分極マクロファージを含むin vitroでのC1qと食細胞との潜在的に有益な相互作用を同定した。これらの相互作用は自己免疫の防止にも重要である。ここでは,C1r_2C1s_2相互作用部位の変異を介して,補体活性化をもはや開始しない組換えヒトC1q(rC1q)の変異体を特性化した。食細胞との相互作用に重要なC1q部位の構造的位置への洞察のために,野生型C1qと比較して食作用及びマクロファージ炎症性分極に及ぼすこれらの変異の影響を調べた。抗体被覆ヒツジ赤血球および酸化LDLの食作用を,rC1q野生型または変異体と相互作用するヒト単球および単球由来マクロファージ(HMDM)でそれぞれ測定した。サイトカインの分泌レベルも,C1q刺激HMDMで測定した。C1qの全ての変異体は,対照と比較してHMDMにおける食作用を増加させ,天然または野生型rC1qと類似していた。加えて,HMDMにより分泌されたある種の炎症性サイトカインおよびケモカインのレベルは,野生型rC1qおよび天然C1qと同様に,C1q変異体と相互作用する細胞で調節された。これは,静止およびM1-分極HMDMの両方において,天然およびrC1qによるIL-1α,IL-1β,TNFα,MIP-1αおよびIL-12p40のダウンレギュレーションを含む。これは,食細胞とのC1q相互作用に関与する部位がC1r_2C1s_2相互作用部位に依存しないことを示唆する。C1qのこれらの古典的経路-ヌル変異体によるさらなる研究は,C1qの補体非依存的役割のより大きな理解を提供し,潜在的な治療的開発を可能にするはずである。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗原・抗体・補体の生化学 

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