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J-GLOBAL ID：202002257830101191   整理番号：20A2438649

イオン液体による銅電解液からの銀の抽出

Selective Extraction of Silver Ions from Copper Electrolyte Aqueous Solutions by Functional Ionic Liquids

著者 (4件)： 蟹江澄志 (東北大) ,  宮西遼 (東北大) ,  半澤直諭 (東北大) ,  村松淳司 (東北大)
資料名： 資源・素材(Web)  (資源・素材講演集(Web))
巻： 2020  ページ： ROMBUNNO.1K0603-12-08 (WEB ONLY)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0985A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・銅の電解精錬では電解液中に含まれる銀イオンを別途回収し,有効活用する手段が確立されていないため,銀が製錬後の電気銅に含まれた状態で市場に供給されている実態は,莫大な経済的損失。
・四級アンモニウム塩部位を有するイオン液体を新たに設計・合成し,銅の電解水溶液中に含まれる銀イオンの選択的抽出を研究。
・常温イオン液体[BMIM][NTf₂]の希釈溶液をICP-AESで分析し,抽出前後の水相の金属イオン濃度から金属イオンの抽出率を算出し,Ag濃度は黒鉛炉原子吸光法によって測定。
・銅電解水溶液中から銀イオンの選択的抽出特性を評価したところ,大量の銅イオンが存在する電解液中から,微量の銀イオンのみをイオン液体相へ選択的に抽出することが可能であると判明。

シソーラス用語： *イオン液体 ,  *電解精錬 ,  *銅製錬 ,  ICP-AES分析 ,  第四アンモニウム ,  *金属イオン ,  銅化合物 ,  *電解液 ,  抽出 ,  *資源回収 ,  原子吸光分析 ,  *銀
準シソーラス用語： 原子吸光法 ,  四級アンモニウム塩

分類 (2件)： 製錬  (WD02030A) ,  資源回収利用  (SC05060V)

物質索引 (1件)： Bmim・NTf2

引用文献 (2件)：

• K. Funaki, S. Ma, S. Kawamura, A. Miyazaki, A. Sugie, A. Mori, A. Muramatsu, and K. Kanie, Chem. Lett., 46, 434-437 (2017).
• S. Ma, K. Funaki, A. Miyazaki, A. Muramatsu, and K. Kanie, Chem. Lett., 46, 1422-1425 (2017).

タイトルに関連する用語 (4件)： イオン液体 ,  銅 ,  電解液 ,  銀