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J-GLOBAL ID：202002257961875466   整理番号：20A0515072

堤内水防林の土砂捕捉に関する水理模型実験

HYDRAULIC MODEL EXPERIMENT ON EFFICIENCY OF INUNDATION SEDIMENT TRAPPING BY INLAND FLOOD-RESTRAINING FOREST BELTS

著者 (4件)： 佐藤裕和 (島根大学 学術研究院環境システム科学系) ,  松山貴大 (島根大学 生物資源科学部) ,  深田耕太郎 (島根大学 学術研究院環境システム科学系) ,  遠藤雅実 (東京大学大学院 新領域創成科学研究科)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 74  号： 5  ページ： I_1027-I_1032(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 堤内水防林の洪水氾濫土砂の捕捉効果について,水理模型実験により検証した.模型は1/100スケールとし,直線開水路内に氾濫域を設け,破堤口地点から直径3.05mm,樹木間隔3cm四方の水防林を幅0.1-0.4mで設置した.土砂は5-8号の混合珪砂(乾燥密度約1.43g/cm³)を自然乾燥状態で用い,4.9×10^-3m³の堤防を越流破堤させ土砂を流入した.水防林区間通過後の流入土砂質量比は,水防林なしの場合で約77%,水防林幅0.1mと0.2mで約62%,幅0.3mで約64%,幅0.4mで約61%であったが,水防林内での土砂捕捉効果よりも,破堤規模緩和による堤内への土砂流入抑制効果が卓越した.また,水防林区間の通過中,中央粒径d50については小さくなる傾向が確認され,d₈₄/d₁₆については一定の傾向が見られなかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *保安林 ,  *水理模型試験 ,  堤内地 ,  洪水 ,  *流送土砂 ,  水位 ,  幅 ,  分級作用 ,  粒度分布 ,  捕獲
準シソーラス用語： 河川氾濫 ,  水害防備林

著者キーワード (5件)： inland flood-restraining forest belts ,  inundation ,  sediment capture ,  grain refinement ,  sorting

分類 (1件)： 洪水対策  (RC12040I)

引用文献 (20件)：

• 1) 建設省土木研究所:水害防備林調査,土木研究所資料, No. 2479, pp. 2-9, 1987.
• 2) 国土交通省河川局治水課監修:堤防に沿った樹林帯の手引き,山海堂, pp. 16-21, 2001.
• 3) 小出博編著:日本の水害-天災か人災か-,東洋経済新聞社, p. 272, 1954.
• 4) 上田弘一郎:水害防備林,産業図書, pp. 51-52, 1955.
• 5) 岸原信義,武蔵哲夫:扇状地河川の治水と水害防備林-阿武隈川水系荒川の水害防備林-, 林業技術, No. 479, pp. 7-12, 1982.

タイトルに関連する用語 (3件)： 土砂 ,  捕捉 ,  水理模型実験