抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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オキナワシャリンバイの幼齢人工林3箇所を調査した。植栽半年後から5年間の成長を捉えた調査地Iでは,苗木の根元断面積合計の植栽半年後の値とその後の成長量との間に正の相関がみられた。平均林冠高約9mの天然林に囲まれた小面積伐区内の調査地IIにおける植栽4年半後の苗木は,根元断面積合計が南東・南西側の林縁から約1.5m以内で小さくなり,樹高は南東・南西側の林縁から約4.5m以内で低くなっていた。Nelder法に基づき7通りの密度で植栽された調査地IIIの植栽5年半後の苗木は,平均植栽間隔0.98~2.44mの密度区で根元断面積合計が大きく,同1.80m以下の密度区で樹高が高くなっていた。このことから,オキナワシャリンバイの植林には,根元断面積の大きな苗木を植えること,特に南側の林縁からの距離を考慮して植栽すること,根元断面積合計と樹高の両方で良好な成長が期待できる0.98~1.80mの間の植栽間隔を採用することが重要であると考えられた。(著者抄録)