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J-GLOBAL ID:202002258682855998   整理番号:20A1332851

数値化された法的基準が誘発する組織不正:燃費不正の事例研究

Organizational Wrongdoing Stimulated by Quantified Legal Standards: The Case Study of Falsifying Fuel Economy Tests in Japan
著者 (1件):
資料名:
巻: 40  号: 1/2  ページ: 89-101  発行年: 2020年05月30日 
JST資料番号: Y0017A  ISSN: 1882-2614  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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・燃費不正の事例研究を行い,複数の判定基準(法的,道徳的,外部的)を導入して組織不正を分析することの理論的・実践的含意を提示。
・三菱自動車とスズキの燃費不正事例を,記者会見の文字起こしデータと調査報告書を基に検討。
・1)組織不正の法的規準について,今回の燃費不正が両社の責任としてではなく,国交省が設定した数値化された燃費試験基準にあったことに言及。
・2)道徳的規準について,両社にとって国際的な燃費試験基準に根ざすことは社会的に正当化された基準に根ざすこと,すなわち伝統や慣習に根ざしたことが結果的に燃費不正を誘発。
・3)外的基準について,三菱自動車の場合負の外部性があったので正当性の源泉となる可能性は低いが,鈴木の場合は負の外部性がなかったので今後伝統や慣習に受け入れられやすく,数値的な外的基準が非数値的な道徳基準に影響。
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分類 (2件):
分類
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試験方法と試験  ,  科学技術政策・制度・組織 
引用文献 (39件):
  • 1) 上西聡子 (2014) 「制度的同型化を通じた戦略的リアクション:携帯電話産業における標準に基づいた異種混合の競争(1979 年- 2010 年)」『経営学論集』Vol. 25,No. 2,pp. 25-45.
  • 2) 上西聡子 (2018) 「デューイ『評価の理論』に含まれた価値評価の原理:価値評価に関する研究の方向性の展望」『九州産業大学経営学論集』Vol. 28,No. 4,pp. 11-21.
  • 3) 上野千鶴子[編](2001) 『構築主義とは何か』勁草書房.
  • 4) 浦野充洋・松嶋登・金井壽宏 (2011) 「『緊プロ』の社会的構成に接続された知識生産:社会構成主義再訪」『日本情報経営学会誌』Vol. 31,No. 3,pp. 66-80.
  • 5) 岡村俊一郎 (2017) 「新制度派経済学と実証的エージェンシー理論」『関西学院商学研究』No. 73,pp. 71-96.
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