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J-GLOBAL ID:202002258770424358   整理番号:20A2697408

非ステロイド性抗炎症薬はSARS-COV-2スパイクの受容体結合ドメインとヒトACE2受容体間の相互作用に影響を及ぼすか?計算生物物理学的研究【JST・京大機械翻訳】

Can Non-steroidal Anti-inflammatory Drugs Affect the Interaction Between Receptor Binding Domain of SARS-COV-2 Spike and the Human ACE2 Receptor? A Computational Biophysical Study
著者 (6件):
資料名:
巻:ページ: 587606  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7092A  ISSN: 2296-424X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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SARS-CoV-2は世界中で数百万の感染と60万人以上の死亡を引き起こした。今までの多くの研究にもかかわらず,SARS-CoV-2に利用可能な特異的有効治療はない。しかし,細胞認識を回避するため,SARS-CoV-2のアンギオテンシン変換酵素2(ACE2)と受容体結合ドメイン(RBD)の間の界面に対する抗ウイルス活性を有する再利用薬物を標的とすることが提唱されている。いくつかの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は,SARS-CoV-2を含む多様なウイルスに対して,いくつかの型の活性を有することが報告されている。したがって,ドッキングと分子動力学の多重比較解析を用いて,RBD-ACE2複合体を標的とする種々のNSAIDsの網羅的計算生物物理学的研究を行った。イブプロフェン(プロピオン酸誘導体),アスピリン(サリチル酸塩)およびアセタミノフェン(p-アミノフェノール誘導体)のみが,本研究の条件下でRBD-ACE2複合体の界面と熱力学的に好ましいドッキングを有していた。イブプロフェンは,最も短いシミュレーション時間で熱力学的に好ましいドッキングを有するNSAIDsであり,構造変化の主な誘導因子,立体配座変化,および界面での空洞の組成と分布における擾乱を含むシミュレーションを通しての複合体の全体的な変化であった。結果:この研究において概説された条件下で,NSAIDとしてのイブプロフェンのポイントは,RBD-ACE2複合体の安定性に障害を発生させる最も高い確率を持つ可能性がある。これは,COVID-19の経験的治療および予防のための情報に寄与するが,理論的配向およびアプローチのみを表し,著者らの予測が薬理学的および臨床的に関連する相互作用を確保できないので,その実験的実証を必要とする。しかし,これらの結果は,その抗炎症特性に加えて,COVID-19に対するイブプロフェンの作用の可能なメカニズムを示唆しており,文献の報告はない。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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ウイルス感染の生理と病原性 
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引用文献 (95件):
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  • HuangCWangYLiXRenLZhaoJHuY Clinical features of patients infected with 2019 novel coronavirus in Wuhan, China. Lancet (2020). 395:497-506. doi: 10.1016/S0140-6736(20)30183-5.
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