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J-GLOBAL ID：202002258812198924   整理番号：20A0608031

川ごみ迅速調査と空間的自己相関分析を組合せた流域ごみ分布把握

Quick Survey Method for River Litter Coupled with Spatial Autocorrelation Analysis

著者 (5件)： 塩入同 (日本財団) ,  吉岡渚 (笹川平和財団 海洋政策研) ,  田中元 (笹川平和財団 海洋政策研) ,  清野聡子 (九大 大学院工学研究院) ,  磯部作 (放送大 岡山学習セ)
資料名： 沿岸域学会誌  (Journal of Coastal Zone Studies)
巻： 32  号： 3  ページ： 31-40  発行年： 2019年12月31日 
JST資料番号： L1777B  ISSN： 1349-6123  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 川ごみの研究では,国が公開する調査マニュアルにより,主に規模の大きな川を中心としたごみの量の詳細な把握に主眼を置いた調査が実施されてきた。しかし,ごみの種類項目を含めて川ごみの分布を流域規模で把握しようとする場合,対象とする流域が広いため課題も残されていた。本研究では海ごみ問題に対処する上で,流域を捉えた対策を行う重要性を強く認識し,川ごみの発生場所と種類の実態を把握する必要があると考え,ごみの発生原因である人間の活動空間に近く,実態把握が比較的容易な中小流域規模の川に着目した。また,川ごみの大まかな量や種類を流域規模で効率的に把握するため,現地調査項目を必要最小限に絞り,周辺土地利用形態データ等の公開情報を重ね合わせ,空間的自己相関分析を行うことで川ごみの発生形態を明らかにできると考え,二級河川境川流域での現地調査を実施しその特徴を明らかした。(著者抄録)

シソーラス用語： *河川 ,  *ごみ ,  流域 ,  *分布 ,  廃棄物 ,  発生 ,  把握 ,  実態調査 ,  自己相関 ,  統計解析 ,  現地調査 ,  廃棄物減量化
準シソーラス用語： ごみ低減 ,  海ごみ ,  空間的自己相関 ,  実態把握 ,  相関分析 ,  発生源

分類 (2件)： 河川調査・計画  (RC12020M) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (14件)：

• 外務省:2015 G7 エルマウ・サミット首脳宣言(仮訳), 2015.6.
• 環境省:G20 海洋プラスチックごみ対策実施枠組(仮訳), 2019.6.
• 小島あずさ・眞淳平:海ゴミ-拡大する地球環境汚染,中央公論新社, p.50, 2007.
• NPO法人パートナーシップオフィス:水辺の散乱ゴミ指標評価全国試行調査マニュアル, 2005.
• 藤枝繁:瀬戸内海に流入する13河川における散乱ごみの分布特徴,沿岸域学会誌, Vol.23 No.1, pp.35-46, 2010.

タイトルに関連する用語 (8件)： 川 ,  ごみ ,  調査 ,  空間的自己相関 ,  分析 ,  流域 ,  分布 ,  把握