抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:乳児のアレルギー性直腸結腸炎の臨床的特徴と腸鏡と腸粘膜の病理的特徴を検討する。方法:2016年1月-2018年12月に当病院で受け入れた110例の幼児アレルギー性直腸結腸炎の臨床資料及び結腸鏡、腸粘膜病理結果、食物アレルゲン特異性IgG、血液検査、糞便ルーチン、血清総IgE検査及び治療状況について回顧性分析を行った。【結果】男性67例,女性43例,<6カ月齢98例を含んだ。単純母乳は26例、単純牛乳は19例、混合給餌は65例;臨床表現は下痢があり、大部分の患児は血便(93例)を伴い、一部の患児は湿疹(23例)、排便(67例)、夜眠不安(61例)、嘔吐(8例)、栄養不良(6例)を伴う。血好酸球上昇63例;血清総IgE上昇は21例;食物アレルゲン特異性IgG検査結果、牛乳103例、卵62例;内視鏡下病変はすべて下行結腸、S状結腸、直腸、横結腸76例、上行結腸47例、回盲部18例であった。最も良く見られるのは疱疹様変化(106例)、びらん(97例)、潰瘍(13例)であり、組織病理学的表現は腸粘膜好酸球浸潤91例、陰窩炎、陰窩増殖21例、リンパ濾胞形成18例、浅表潰瘍形成4例であった。18例は母親の飲食後に好転し、8例は先にアミノ酸粉乳を1週間飼育し、再び母乳に導入後、好転した。19例に深度加水分解或いはアミノ酸粉乳を飲んだ後に好転した。65例に深度加水分解或いはアミノ酸配合粉乳を入れ、同時に母親が飲食を回避後、好転した。結論:幼児アレルギー性直腸結腸炎は特異性表現が乏しく、多数の臨床経過は良好で、少数の栄養不良しか合併しない。牛乳は最も主要なアレルゲンである。下痢、血便の病歴、血好酸細胞の上昇、腸鏡疱疹様の変化、腸粘膜の好酸球浸潤、アレルギー性直腸結腸炎の可能性が大きいことを提示した。母親は飲食を避けたり、アミノ酸を入れ替えるか、あるいは深度加水分解粉乳治療が有効であり、確定診断の基準でもある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】