抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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トウモロコシ単穂の穀粒収量は穂粒数と粒重両因子からなる。単果穂上の着生の子実数は雌花序の樹立と小花の分化と密接に関連し、そのため、花序の形態形成と小花の発育を制御する遺伝子は直接あるいは間接的に穂粒数の調節に参与するかもしれない。トウモロコシ成熟粒は主に母本組織由来の種皮と双受精により産生された胚と胚乳からなり、胚と胚乳は成熟した子実の大部分を占め、粒重に直接影響する。本論文では、主に「CLAVATA(CLV)-WUSCHEL(WUS)の負のフィードバック調節経路、ホルモン及びその信号経路、花器官発育と小花性決定」などの方面から、花序と小花の発育関連遺伝子及び穂粒数との関係をまとめた。CLV-WUS経路における各遺伝子のトウモロコシ雌花序における特異的発現の分生組織と遺伝子間の調節関係を述べ、オーキシン、ジベレリン、サイトカイニンとストリゴラクトンなどの植物ホルモンの相互作用ネットワーク、及びクローンしたトウモロコシ花器官の発育関連遺伝子及びその機能をまとめた。「ミトコンドリア遺伝子転写産物の加工と編集、プラスチド遺伝子の転写と翻訳及び細胞核RNA転写と加工」の3つの方面から、すでにクローニングされた影響胚と胚乳の発育に関連する遺伝子をまとめ、そのうち、大部分の遺伝子はミトコンドリア又はプラスチドの定位したPPRタンパク質をコードしている。注目に値するのは、近年、細胞核内のRNA転写と加工を調節することによって、トウモロコシの子実発育に影響する新たな経路を発見することである。著者は、遺伝子レベルでトウモロコシ穀粒形成の分子生物学的基礎について簡潔にまとめ、トウモロコシ収量形成の分子調節ネットワークの更なる解析に参考を提供した。同時に、この研究領域の今後の研究方向について議論した。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】