抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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積分画像は,画像中の画素値の累積値を要素とするデータの集合である.積分画像を用いることにより,画像中の任意の矩形領域の画素値の合計を,高速に計算することができる.しかしながら,積分画像は,画素値の累積値をその要素としてもつため,大きな語長を必要とするという問題点がある.そこで,本論文では,積分画像の語長を削減するための新たな手法を提案する.本手法は,整数の加算演算の性質に基づき,矩形領域の重なりを利用することで語長の削減を実現するものであり,矩形領域の画素値の合計を正確に計算することができる.また,従来の代表的な語長削減手法に比べて,演算量は一定量増加するが,画像内の数多くの矩形領域における画素値の合計を求めるような場合,語長を大きく削減することができる.(著者抄録)