文献

J-GLOBAL ID：202002259903524531   整理番号：20A0075227

統合SIRS+QSOFA(QSIRS)スコアはLMIC救急部門における外科的Sepsis患者の死亡率予測においてQSOFA単独より正確である【JST・京大機械翻訳】

The Combined SIRS + qSOFA (qSIRS) Score is More Accurate Than qSOFA Alone in Predicting Mortality in Patients with Surgical Sepsis in an LMIC Emergency Department

著者 (8件)： Green S. L. (Department of Anaesthesia, Critical Care and Pain Management, University of KwaZulu Natal, Pietermaritzburg, South Africa) ,  Smith M. T. D. (Department of Surgery, University of KwaZulu Natal, Pietermaritzburg, South Africa) ,  Cairns C. (Department of Anaesthesia, Critical Care and Pain Management, University of KwaZulu Natal, Pietermaritzburg, South Africa) ,  Clarke D. L. (Department of Surgery, University of KwaZulu Natal, Pietermaritzburg, South Africa) ,  Bruce J. (Department of Surgery, University of KwaZulu Natal, Pietermaritzburg, South Africa) ,  Bekker W. (Department of Surgery, University of KwaZulu Natal, Pietermaritzburg, South Africa) ,  Kong V. (Department of Surgery, University of KwaZulu Natal, Pietermaritzburg, South Africa) ,  Laing G. L. (Department of Surgery, University of KwaZulu Natal, Pietermaritzburg, South Africa)
資料名： World Journal of Surgery  (World Journal of Surgery)
巻： 44  号： 1  ページ： 21-29  発行年： 2020年 
JST資料番号： W5025A  ISSN： 0364-2313  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： qSOFAは敗血症患者の予後ツールとして提案されている。本研究は,いくつかのスコアの感度を評価するために設定した。すなわち,前ICU qSOFA,乳酸(qSOFA L)を伴うqSOFA,SIRSスコア,qSOFA+SIRSスコア(qSIRS),および高悪性敗血症予測におけるこれらのスコアの感度を予測するための乳酸(qSIRS L)を用いたqSIRSである。第二の目的は,これらのスコアのどれが高悪性度の外科的敗血症を予測するのに最も適しているかを決定することであった。これは,2012年12月から2017年8月の間に,公共大都市外科サービスにおいて実施された遡及的コホート研究であった。13歳以上の患者からのデータを病院に入院し,ソースコントロールのための緊急手術手順を有する患者からのデータを,前向きに維持されたハイブリッド電子データベースから検索した。qSOFA,qSOFAプラス乳酸(qSOFA L),SIRSおよびqSOFA+SIRS(qSIRS)ならびにqSIRSプラス乳酸(qSIRS L)を各患者に対して計算した。2mmol/L以上の乳酸濃度は陽性所見と考えられた。スコア≧2は陽性スコアと考えられた。結果測定は院内死亡率であった。qSOFA,qSOFA L,SIRS,qSIRSおよびqSIRS Lの予後値を研究した。受信者動作特性分析を行い,陽性qSOFA,qSOFA L,SIRS,qSIRS,およびqSIRS Lに対する曲線下面積(AUC),感度,特異性および陽性および陰性尤度比を測定した。重症または高度の外科的敗血症を予測するために,感度,特異性,PPVおよびNPVを計算するために,偶発性表を用いた。855人が女性(45.4%)のサンプル群において1884人の患者の総数があった。患者の年齢の中央値は36歳(IQR23-56)であった。合計1489名の患者(79%)は高度のEGS AAST等級づけに基づく高悪性度敗血症を有すると考えられたが,395名の患者(21%)は低グレード敗血症を有した。合計71人の患者が死亡した(3.8%)。死亡したこれらの患者のうち,67人(94.4%)は高グレード敗血症を有し,4人(5.6%)は低グレード敗血症を有した。高悪性敗血症群の死亡率は4.5%であったが,低グレード敗血症群の死亡率は1%であった。死亡率予測における最大精度を有するスコアはqSIRS(AUROC0.731,95%CI0.68-0.78)で,SIRS(AUROC0.70,95%CI0.65-0.75)が続いた。qSOFAとqSOFA Lは死亡率予測において最も正確でなかった(AUROC0.684,95%CI0.63-0.74)。乳酸塩の添加は,死亡率の予測における5つのスコアの精度に有意な影響を及ぼさなかった。qSOFA≧2を有する患者は,SIRSスコア≧2(OR2.7)を有する患者と同様に,死亡リスク(OR5.8)が増加している。qSIRS Lは,高度の外科的敗血症の存在を予測する際に最も高い感度(69%)を有し,qSIRS(65.5%の感度)が続いた。qSOFAはわずか4.5%の非常に低い感度と99.2%の高い特異性を示した。スコアへの乳酸の添加は感度をわずかに改善した。2mmol/L以上の乳酸は,高悪性度敗血症の独立予測因子でもあった。qSIRSスコアは,外科的敗血症における死亡率の予測において最も正確である。qSOFAスコアは,死亡率を予測する際にSIRSとqSIRSスコアの両方より劣っている。qSIRSスコアへの乳酸の添加によるqSIRSスコアは,それを高悪性度外科的敗血症の予測において最も敏感なスコアにした。Copyright 2019 Societe Internationale de Chirurgie Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： コンティンジェンシー ,  血中濃度-時間曲線下面積 ,  女性 ,  等級づけ ,  データベース ,  コホート研究 ,  大都市 ,  *全身性炎症反応症候群 ,  *死亡率 ,  敗血症 ,  細菌感染症 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  第二アルコール ,  ヒドロキシ酸
準シソーラス用語： 予測因子 ,  院内死亡率 ,  悪性度 ,  患者予後 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 内分泌系の腫よう  (GL04000P) ,  消化器疾患の外科療法  (GH05030R)

物質索引 (1件)： 乳酸

タイトルに関連する用語 (8件)： 統合 ,  スコア ,  部門 ,  外科 ,  患者 ,  死亡率 ,  予測 ,  qSOFA