抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究の目的は,屋上緑化の概念を把握し,屋上緑化の歴史における立体緑化の誕生とその意義を明らかにすることである。技術書と技術コンクールから157ほどの屋上緑化の事例を収集し,屋上緑化の場所,屋上緑化の空間的関係,屋上緑化へのアクセシビリティ,屋上緑化間の移動性,自然植生の存在,水環境と隣接する緑地の存在の観点から分析した。データセットを,クラスター分析,林の数量化3類,技術史・制度史の年表によって分析した。その結果,屋上の緑化の概念は,屋上緑化の歴史において初期の事業に見られることが分かった。その後,中間階における屋上緑化の概念も1980年代に一般的になり,1990年代に周辺の自然環境を考慮するようになった。立体緑化の誕生の後,屋上緑化は地上部から断絶され,アクセスしやすくなり,視覚的および生物学的に接続し,最上階と下層階との屋根の間で改善された。1995年に整備されたアクロス福岡の事例において,全ての概念が紹介された。結論として,立体緑化は,連続性の新しい概念を示したと考察された。(翻訳著者抄録)