抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:血清可溶性共刺激分子プログラム細胞死因子1(sPD-1)と頚動脈アテローム硬化(CAS)プラークの相関性を検討する。方法:2016年1月から12月まで、上海華東療養院で健康診断を受けた69例のCASプラーク患者をCAS群とし、また72名の非CASプラークを対照群とし、酵素結合免疫吸着試験を用いて、すべての研究対象の血清sPD-1濃度を測定した。2群の血清sPD-1の差異をt検定で比較し,PearsonまたはSpearman法により血清sPD-1と臨床指標[年齢,性別,喫煙,飲酒,ボディマスインデックス(BMI),ウエストヒップ比,収縮期血圧,拡張期血圧,トリアシルグリセロール,および血清sPD-1を測定した。総コレステロール,低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-c),高密度リポ蛋白コレステロール(HDL-c),糖化ヘモグロビン(HbA1c),リポ蛋白質a,空腹時血糖値の相関性およびCASグループにおけるプラークのCrouse積分と各指標との相関性を分析した。CASプラークの危険因子を,ロジスティック回帰によって分析した。ROC曲線を用いて、sPD-1がCASプラーク形成を予測する診断価値を分析した。【結果】CAS群のsPD-1レベルは,対照群[(1.26±1.01)μg/L対(0.64±0.49)μg/L]より有意に高かった(t=4.598,P<0.001)。sPD-1はBMI、ウエストヒップ比、トリアシルグリセロール、空腹時血糖、HbA1cと正の相関があり(P<0.05)、HDL-c、リポ蛋白αと負の相関があった(P<0.05)。プラークのCrouse積分は年齢、SBPと正の相関があり(P<0.05)、TGと負の相関があった(P<0.05)。年齢、性別、飲酒、LDL-c、拡張期血圧sPD-1はCASプラーク形成の危険因子である。ROC曲線分析では,sPD-1は頚動脈アテローム硬化プラーク形成に中等度の診断値を示した(P<0.05)。【結語】sPD-1は,CASプラークの形成および進行の炎症において役割を果たす可能性があり,そして,sPD-1は,CASプラーク形成の予測において,診断的価値を有する。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】