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J-GLOBAL ID：202002260230598199   整理番号：20A1567291

抽出方法が分権的調査手法により得られる意見集約結果に及ぼす影響

INFLUENCE OF SAMPLING DESIGN ON THE COMPOSED OPINIONS OF RESIDENTS OBTAINED THROUGH DECOMPOSITION SURVEY METHOD

著者 (4件)： 青木駿太 (神戸大学 大学院工学研究科市民工学専攻) ,  尾崎拍夢 (株式会社エイテック東日本支社調査技術部) ,  織田澤利守 (神戸大学 大学院工学研究科市民工学専攻) ,  喜多秀行 (神戸大学 大学院工学研究科市民工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 D3(土木計画学)(Web)  (土木計画学研究・論文集(Web))
巻： 75  号： 6  ページ： I_57-I_68(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0202A  ISSN： 2185-6540  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地域公共交通計画の策定では,意見表明者が対象地域の実情について十分かつ正確な認識に基づき意見を表明する必要がある.それを実現するために,「対象地域の全住民の生活状況を何人かごとに分割し,意見表明者全員に分配する」手法が存在するが,先行研究ではそこで提供される情報や表明される意見の収集は全数調査で行うことが前提であった.本研究ではそれを標本調査で行った場合でもこの手法が適用可能かをモデル分析及び数値分析で確かめた.その結果,情報を標本調査で収集する場合には,意見表明者に提供される情報の総数が全数調査のときと同じであるならばこの手法が適用可能であることが明らかとなった.また意見を標本調査により収集する場合には,意見表明者に含まれる対象地域の住民の割合をより高くする必要があることが明らかとなった.(著者抄録)

シソーラス用語： *地域 ,  交通計画 ,  住民 ,  意思決定 ,  *標本抽出 ,  モデル ,  分析 ,  数値解析 ,  選択
準シソーラス用語： 地域交通 ,  *公共交通計画 ,  地域住民 ,  合意形成 ,  標本調査 ,  社会的支持 ,  *社会的選択

著者キーワード (5件)： consensus building ,  local transport planning ,  social choice ,  willingness to pay ,  sample survey

分類 (2件)： 都市交通  (TA01020W) ,  都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D)

引用文献 (11件)：

• 1)(財)国際交通安全学会:地域社会が保障すべき生活交通のサービス水準に関する研究,pp.57-84,2008.
• 2)(財)国際交通安全学会:地域公共交通と連携した包括的な生活保障の仕組みづくりに関する研究(そのII)報告書,pp.123-131, 2012.
• 3) Arrow, K.: A difficulty in the concept of social welfare, The journal of Political Economy, Vol. 58 (4), pp.328-346, 1950.
• 4) Mueller, D. C.: Public choice: a survey, Jornal of Economic Literature, Vol. 14, No. 2, pp. 395-433, 1976.
• 5) Arrow, K., Sen, A, and Suzumura, K (eds.): Handbook of Social Choice nd Welfare, Volume a, Handbooks in Economics 19, Elsevier B. V., Amsterdam, The Neherland, 2002.

タイトルに関連する用語 (4件)： 調査 ,  手法 ,  意見 ,  集約