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J-GLOBAL ID：202002260237800107   整理番号：20A1230836

ノナン(C_9H_20)異性体の着火遅れ時間に関する測定と数値シミュレーション

Measurement and Numerical Simulation on the Ignition Delay Times of Nonane (C₉H₂₀) Isomers

著者 (8件)： YAMADA Shimpei (Hiroshima University) ,  SHIMOKURI Daisuke (Hiroshima University) ,  YATSUFUSA Tomoaki (Hiroshima Institute of Technology) ,  SAKIMA Toshiaki (Hiroshima University) ,  ENDO Takuma (Hiroshima University) ,  NOU Yoshihisa (Mazda Motor Corporation) ,  SAITO Fumihiko (Mazda Motor Corporation) ,  MIYOSHI Akira (Hiroshima University)
資料名： 日本燃焼学会誌  (Journal of the Combustion Society of Japan)
巻： 62  号： 199  ページ： 64-73(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： Z0837A  ISSN： 1347-1864  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,C_9H_20(ノナン)異性体の着火遅れ時間(IDT)を新しく開発した衝撃波管施設とKUCRSによる数値シミュレーションにより調べた。2,2,4,4-テトラメチルペンタン(2244mC_5)の着火遅れ時間(IDT)は,特に負の温度係数(NTC)領域において,n-ノナン(n-C_9)よりかなり長いことがわかった。最大差は1.0MPaとΦ=1.0に対して1000/T=1.3において約1桁であり,n-C9のIDTは3.6ms,2244mC_5に対して29.9msであった。IDTにおける有意差にもかかわらず,KUCRSによって発生した反応モデルによる0-Dシミュレーションは,実験結果をうまく再現することができた。反応経路解析と感度解析によると,2244mC_5はその高度に分岐した構造のために環状エーテルを形成する傾向があり,それはOHの増加を阻害し,したがって鎖分岐反応を阻害すると考えられた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *着火遅れ ,  燃焼特性 ,  構造異性体 ,  燃焼試験 ,  衝撃波管 ,  時間測定 ,  計算機シミュレーション ,  *燃焼モデル ,  素反応 ,  反応性 ,  ラジカル反応 ,  アルカン

著者キーワード (10件)： 高度に分岐した炭化水素 ,  着火遅れ時間 ,  衝撃波管 ,  C_9H_20 ,  詳細な反応機構 ,  高度に分岐した炭化水素 ,  着火遅れ時間 ,  衝撃波管 ,  C_9H_20 ,  詳細な反応機構

分類 (2件)： 無触媒気相反応  (CB06050Y) ,  燃焼理論  (XE04020H)

物質索引 (1件)： ノナン

引用文献 (30件)：

• 1. Curran, H. J., Int. J. Chem. Kinet. 38: 250-275 (2006).
• 2. Mehl, M., Vanhove, G., Pitz, W. J., and Ranzi, E., Combust. Flame 155: 756-772 (2008).
• 3. Mehl, M., Pitz, W. J., Westbrook, C. K., Yasunaga, K., Conroy, C., and Curran, H. J., Proc. Combust. Inst. 33: 201-208 (2011).
• 4. Miyoshi, A., Int. J. Chem. Kinet. 44: 59-74 (2012).
• 5. Miyoshi, A., J. Phys. Chem. A 115: 3301-3325 (2011).

タイトルに関連する用語 (4件)： ノナン ,  異性体 ,  着火遅れ時間 ,  数値シミュレーション