文献
J-GLOBAL ID:202002260389202084   整理番号:20A0291149

腫瘍内無機リン酸塩欠乏:新しい抗癌戦略?【JST・京大機械翻訳】

Intratumoral inorganic phosphate deprivation: A new anticancer strategy?
著者 (7件):
資料名:
巻: 135  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: A1177A  ISSN: 0306-9877  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
腫瘍微小環境および癌細胞シグナル伝達研究と同様に腫瘍疫学は,腫瘍形成に対する無機リン酸(Pi)の統計的関連性により示されている。血清Piは臨床的腫瘍バイオマーカーとしてまだ認識されていないが,血清または腫瘍病変における異常に高いPi濃度は悪性腫瘍の特徴として徐々に認識されている。一方,リン酸塩結合剤(例えば,La_2(CO_3)_3,Fosrenol)は,高血清リン酸塩レベルにより特徴付けられる代謝疾患である高リン血症を治療するために臨床的に承認されている。著者らは,リン酸塩負荷の減少が腫瘍治療に利益をもたらすならば,リン酸塩結合剤の全身または腫瘍内投与は腫瘍Pi濃度を効果的に除去し,腫瘍の成長と転移を阻害すると仮定する。過去の臨床及び前臨床転帰から,Piは腫瘍増殖時の代謝産物ではなく,腫瘍進行及び転移を誘発する力もあると結論した。この研究を開始するために,2種類の癌モデルを開発した。最初に,大腸癌の患者由来異種移植マウスモデルを設計した。そこでは,マウスに酢酸ランタン(分子リン酸結合剤)を全身または腫瘍内に投与し,血清または腫瘍内Pi濃度レベルを低下させた。第二に,ウサギVX2肝腫瘍を,局所治療モデルのためにセットアップし,そこでは,酢酸ランタンを標準経カテーテル動脈化学塞栓術により腫瘍内に投与し,腫瘍内Pi濃度を有意に低下させた。したがって,リン酸塩結合剤によるPi枯渇は,リン酸塩負荷の減少が腫瘍増殖を効果的に停止し,転移進行を遅延させることができれば,新しい抗癌戦略である可能性がある。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの化学・生化学・病理学  ,  細胞生理一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る