抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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情報の利活用は”情報収集により収集した情報を分析し,現状の問題点を指摘し,解決策を創出する”といった問題解決型のイメージで語られることが多い。情報収集から始まる一連の情報処理が問題解決を容易にすることから,情報の価値が認識される。情報社会は情報が新しい価値を創造する社会として語られてきたが,この価値創造型の視点で情報の価値を説明する例は少ない。一方,日本語の”情報”は一般に認知されるようになって約50年しか経っていない。それに対し”information”は語源のinformatioから約700年の歴史がある。理解の深さと広がり,体系化の度合いが日本語の情報と大きく異なると考えられる。そこで,日本語の“情報”と,英語の“information”をとりまく環境や使用実態の相違点に注目して,今後日本において望まれると思われる,人間中心の情報利活用について考察する。(著者抄録)