抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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28家庭の揚げ廃油を回収し,劣化度を調べるとともに,炒め調理に用いることの可能性について検証した。その結果,1回の揚げる調理で油を廃棄する家庭が最も多く,油の廃棄理由は揚げ油の色と回答した人が最も多かった。家庭から回収した揚げ廃油のカルボニル価,酸価,相対粘度,極性物質量,トコフェロール含量を分析した結果,今回回収した全ての揚げ廃油はまだ使用可能な油であると考えられた。揚げ廃油を用いて玉ねぎを炒め,炒めた玉ねぎから抽出した油を分析した結果からは,多くの揚げ廃油が炒め油に用いることができると考えられた。家庭では揚げ油の廃棄基準を油の色や揚げ回数で判断することが多かったが,分析データから,油の粘度を廃棄基準として用いることができる可能性が示唆された。(著者抄録)