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J-GLOBAL ID:202002260535502802   整理番号:20A0121380

思春期における亜慢性MK-801治療は,ラット海馬における長期,持続性,興奮性-抑制性不均衡を誘発する【JST・京大機械翻訳】

Subchronic MK-801 treatment during adolescence induces long-term, not permanent, excitatory-inhibitory imbalance in the rat hippocampus
著者 (8件):
資料名:
巻: 867  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: B0841A  ISSN: 0014-2999  CODEN: EJPHAZ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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思春期は,興奮性および抑制性(E/I)神経伝達の両方に対する重要な神経発達期であり,しばしば統合失調症の典型的な集合を示す。1つの可能性は,思春期の神経発達過程における破壊が統合失調症様行動および神経生物学的異常を生じる可能性があることである。著者らは以前に,N-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)受容体拮抗剤MK-801による思春期動物の亜慢性処理が,ラット内側前頭前野において認知障害を誘導し,ニューロン間密度を低下させ,これらの変化がMK-801曝露後1週間持続することを報告した。しかし,この治療が海馬におけるE/Iバランスにどのように影響するかは不明のままであり,これは統合失調症の病態生理と長く関連している。ここでは,MK-801(0.2mg/kg,i.p.,14日)で処理した思春期ラットにおける海馬E/Iバイオマーカーを調べ,MK-801曝露後24時間および7日後に小胞グルタミン酸輸送体-1(VGluT1)および小胞γ-アミノ酪酸(GABA)輸送体(VGAT)の発現レベルの増加を見出した。興味深いことに,2つの時点におけるVGluT1/VGAT比の増加は,それぞれ上方制御されたVGluT1発現と下方制御されたVGAT発現によって駆動された。VGAT発現の減少はMK-801曝露14日後に持続し,2週間後に回復した。海馬介在ニューロン密度の変化は観察されなかった。行動的に,処置は,MK-801暴露の後,24時間でプレパルス抑制を減少させたが,14日では減少させなかった。まとめると,これらの結果は青年期における亜慢性NMDA受容体遮断が長期的ではなく,短期間のグルタミン酸作動性伝達の調節不全と長期におけるGABA作動性伝達に起因すると考えられるラット海馬におけるE/I不均衡を誘導することを示す。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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向精神薬の基礎研究 
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