抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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今日のネットワークの広帯域化により,ネットワーク上の不正な通信を検査するNIDSの性能要求が高まっている。性能要求を満たすためにハードウェアによるNIDSの改良が行われてきているが,専用ハードウェアを用いる場合コストが高く,事業者がネットワークにNIDSを設置する際の大きなハードルとなる。本研究グループの先行研究では,動画トラフィックに対するセキュリティ検査が不要な性質を利用し,NIDSにおいて動画トラフィックを検査対象から除外することによりNIDSの負荷を削減する手法を提案している。そこで,本研究では先行研究の手法をNIDSソフトウェアであるSnortに実装し,ソフトウェアベースでNIDSの性能を改善させた。その結果動画トレースの長さに関わらず動画含有率が80%のとき動画トラフィック検査除外機能を持つSnortのスループットは,同機能を持たないSnortに対して約3.61倍の3.35Gbpsまで向上させることを示した。(著者抄録)