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J-GLOBAL ID：202002261015043309   整理番号：20A1567373

高分解能衛星による差分画像を用いた土砂災害域抽出のための閾値補正手法の検討

EXAMINATION OF THRESHOLD CORRECTION METHOD FOR EXTRACTION OF LANDSLIDE DISASTER AREAS USING DIFFERENCE IMAGES BY HIGH-RESOLUTION SATELLITE

著者 (3件)： 堀江陽介 (日本大学 理工学研究科土木工学専攻) ,  羽柴秀樹 (日本大学 理工学部土木工学科) ,  園部雅史 (日本大学 理工学部土木工学科)
資料名： 土木学会論文集 F3(土木情報学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. F3 (Civil Engineering Informatics) (Web))
巻： 75  号： 2  ページ： II_53-II_61(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0254A  ISSN： 2185-6591  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平成29年7月九州北部豪雨や平成30年北海道胆振東部地震では,広域に多くの土砂災害が発生した.災害箇所の特定や山間部などの被災直後に近づくことが困難な場合では衛星リモートセンシング技術が有効である.本研究では,被災前後の高分解能衛星の差分画像による土砂災害域抽出のために,被災地の土地被覆状況を考慮に入れた災害域と非災害域を分離するための閾値の補正手法の検討を行った.また,衛星画像処理による災害域の抽出精度をより適切に評価するために,被災後の衛星画像の目視判読によって補正された災害域の基準データに基づいて評価した.その結果,ここでの補正手法による精度向上が示された.さらに,解析結果を画素補完するためのGIS技術と被災地の傾斜情報を併用することによって,土砂災害域の誤抽出が軽減された.(著者抄録)

シソーラス用語： *土砂災害 ,  *画像 ,  画像処理 ,  豪雨 ,  地震 ,  リモートセンシング ,  *人工衛星 ,  *技術 ,  *補正 ,  *閾値 ,  状態 ,  土地被覆 ,  補完 ,  画素 ,  2018年北海道胆振東部地震 ,  *飛翔体
準シソーラス用語： リモートセンシング技術 ,  画素補完 ,  高分解能衛星 ,  差分画像 ,  成29年7月九州北部豪雨 ,  土地被覆状況 ,  平成30年北海道胆振東部地震 ,  閾値補正手法

著者キーワード (5件)： WorldView-2 ,  remote sensing ,  landslide disasters ,  threshold ,  difference image

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  写真測量,空中写真  (RC02040D)

引用文献 (14件)：

• 1) 気象庁:大雨や猛暑日など(極端現象)のこれまでの変化,<http://ww.jma.go.jp/jma/kishou/info/heavyraintrend.html>,(入手2018.6.13).
• 2) 国土交通省:平成30年北海道胆振東部地震土砂災害関連情報,<http://www.mlit.go.jp/river/sabo/h30_iburitobu/top.html>,(入手2018.6.6).
• 3) 内閣府:防災情報のページ,<http://www.bousai.go.jp/updates/index.html#h29>,(入手2018.6.13).
• 4) 三浦弘之,翠川三郎:高分解能衛星画像と数値標高モデルを用いた2004年新潟県中越地震での斜面崩壊地の検出,日本地震工学学会論文集,7巻,5号,pp. 1-14,2007.
• 5) 筒井健,宮崎早苗,六川修一,中川英朗:高分解能衛星画像からの高精度自動標高変化抽出による2004年新潟県中越地震に伴う斜面災害規模の推定,応用地質,46巻,3号,pp. 125-137,2005.

タイトルに関連する用語 (6件)： 高分解能 ,  衛星 ,  差分画像 ,  土砂災害 ,  閾値 ,  手法