抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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常染色体および性連鎖直接添加遺伝的効果の分離はヒツジ育種プログラムにおいて有意な役割を有する。そこで,本研究はZandiヒツジの成長形質に対する常染色体および性連鎖効果の遺伝的パラメータを決定するために行われた。本研究で用いたデータセットは,1992年から2011年にかけて,イラン,テヘラン,KhojirでのZandiヒツジ繁殖ステーションから収集した,7571のZandiラム,220のsiと1481のダムの子孫を含んだ。固定効果は,年(20クラス),季節(冬と春),性別(男性または女性),出生タイプ(単一または双生児),およびダムの年齢(7クラス,2~8歳)を含んだ。データを,WOMBATソフトウェアによるREML方法論を用いて分析した。最も適切な適合モデルにおいて,Akaikeの情報基準(AIC)とBayes情報基準(BIC)に基づいて,出生時体重(BW)の直接常染色体遺伝率,離乳時のKiber比(KR),6か月体重(6MW),9か月体重(9MW)の値は,それぞれ0.12±0.03,0.29±0.05,0.14±0.04,0.15±0.04であった。さらに,離乳体重(WW),出生から離乳までの平均日増体量(ADG)および12か月体重(12MW)は,それぞれ0.19±0.03および0.22±0.03,0.13±0.05および0.15±0.03,および0.15±0.05および0.18±0.05の値を示した。すべての形質を通した最良のモデルに基づいて,直接性連鎖遺伝率の推定値は0.0(WW,ADG,KR,および6MW)から0.02±0.03(12MW)の範囲であった。KR(常染色体)および9MWおよび12MW(性連鎖に対する)以外の体成長形質の常染色体および性関連育種価(BV)の平均は,ゼロよりも大きかった。ピアソン/スピアマンの相関係数は,常染色体および性連鎖BVに対して0.344~0.599/0.30および0.61の間で変化した。成長形質に対する直接常染色体および性連鎖添加物相関は,それぞれ-0.02(BW-KR)から0.98(WW-ADG)および0.04(KR-9MW)から0.99(WW-ADG)の範囲であった。著者らの結果は,Zandiヒツジにおける成長形質に関連する遺伝的パラメータが選択戦略においてより有用であることを明らかにした。Copyright Springer Nature B.V. 2019 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】