抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電圧無効電力制御(VQC)は混合整数非線形計画(MINLP)問題の一つである。従来から,VQC問題を解くために,様々な進化的計算(EC)ベースの方法が開発されている。VQCは一種のオンライン制御機能であるので,限られた時間内で計算を実行する必要がある。さらに,最近の高レベルの再生可能エネルギーの浸透と電力系統における規制緩和の進展に伴って,短い制御間隔を有するVQCが必要とされている。VQCでは高速計算が必要である。高速計算を実現するためには,並列および分散コンピューティング(PDC)が実用的なオプションである。しかしながら,電力システムは社会インフラであるので,いくつかのサーバが様々な故障のために計算結果を返すことができない場合でも,解の品質を保つために信頼できる方法が必要とされる。マルチ個体群を用いたECにおけるPDCは,個体ベースの並列マルチ個体群(PMP)またはサブ集団ベースのPMPによって実現できる。本論文では,個体ベースPMPとサブ集団ベースPMPを用いたブレインストーム最適化(MBSO)による,VQCに対する信頼性の比較評価を提示した。IEEE118バスベンチマークシステムによるシミュレーション結果により,個体ベースPMPを用いたMBSOによるVQCは,サブ集団ベースPMPを用いたMBSOによるVQCよりも高い信頼性を達成できることを示した。(翻訳著者抄録)