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J-GLOBAL ID：202002262983791651   整理番号：20A1078037

非定型抗精神病薬クロザピンはフィブリノーゲンに結合しフィブリン形成に影響する【JST・京大機械翻訳】

Atypical antipsychotic clozapine binds fibrinogen and affects fibrin formation

著者 (6件)： Gligorijevic Nikola (Institute for the Application of Nuclear Energy (INEP), Department of Metabolism, University of Belgrade, Banatska 31b, 11080 Zemun, Serbia) ,  Vasovic Tamara (University of Belgrade, Faculty of Chemistry, Department of Biochemistry & Centre of Excellence for Molecular Food Sciences, Studentski trg 12-16, 11000 Belgrade, Serbia) ,  Levic Steva (Faculty of Agriculture, University of Belgrade, Nemanjina 6, 11080 Zemun, Serbia) ,  Miljevic Cedo (Institute of Mental Health, School of Medicine, University of Belgrade, Palmoticeva 37, 11000 Belgrade, Serbia) ,  Nedic Olgica (Institute for the Application of Nuclear Energy (INEP), Department of Metabolism, University of Belgrade, Banatska 31b, 11080 Zemun, Serbia) ,  Nikolic Milan (University of Belgrade, Faculty of Chemistry, Department of Biochemistry & Centre of Excellence for Molecular Food Sciences, Studentski trg 12-16, 11000 Belgrade, Serbia)
資料名： International Journal of Biological Macromolecules  (International Journal of Biological Macromolecules)
巻： 154  ページ： 142-149  発行年： 2020年 
JST資料番号： T0898A  ISSN： 0141-8130  CODEN： IJBMDR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： クロザピンは統合失調症の治療に用いられる非定型抗精神病薬である。所定の目標日線量は900mgに達する可能性がある。文献研究はクロザピン使用と血栓症発生の間の関係を報告する。著者らのin vitro研究は,この観察の分子基盤への洞察を提供し,止血に関与する主な血漿蛋白質であるフィブリノーゲンへのクロザピン結合を調べることを目的とした。フィブリノーゲン/クロザピン相互作用は蛋白質蛍光消光により確認され,親和定数は1.7×10~5M-1であった。直接相互作用はフィブリノーゲンの構造やフィブリノーゲン融解温度に影響しなかった。クロザピン結合はフィブリン線維の凝固速度と厚さを減少させることによりフィブリン形成に影響し,クロザピンの存在下でフィブリノーゲンが血栓形成特性を獲得する可能性があることを示唆した。フィブリンゲルの多孔性の差は検出されなかったが,血液中に存在する他の因子はフィブリン形成の変化と相乗的に作用してフィブリン塊を修飾し,クロザピン治療の患者における血栓症の発症リスクを増加させる可能性がある。ORACおよびHORACアッセイは,クロザピンがフィブリノーゲンのフリーラジカル誘導酸化を低下させることを示した。フィブリノーゲンに及ぼすクロザピンのすべての観察された影響は用量依存性であり,フィブリン形成に及ぼす影響はより顕著である。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 凝固 ,  酸化 ,  相互作用 ,  ラジカル ,  融点 ,  血漿タンパク質 ,  血栓症 ,  統合失調症 ,  *フィブリン ,  *フィブリノーゲン ,  止血 ,  in vitro実験 ,  文献調査 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族塩素化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  抗精神病薬
準シソーラス用語： 用量依存性 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： フィブリノーゲン ,  クロザピン ,  結合 ,  血栓症 ,  凝固 ,  止血

分類 (2件)： 線維素溶解・血液凝固  (EJ03040S) ,  生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (1件)： クロザピン

タイトルに関連する用語 (4件)： 非定型抗精神病薬 ,  クロザピン ,  フィブリノーゲン ,  フィブリン