抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】カルボプラチン-PECEヒドロゲルを,カルボプラチン-PECEが腹腔癒着予防効果を有するかどうか,およびカルボプラチン毒性の副作用を増加せずに,動物腹腔癒着モデルに適用した。方法:カルボプラチン-PECEヒドロゲルを調製し、その理化学性質を測定し、ラット腹壁欠損-盲腸摩擦モデルを作製し、モデルラットをカルボプラチン溶液群及びカルボプラチン-PECEヒドロゲル群に分ける。関腹前両群のラットには、それぞれカルボプラチン溶液、カルボプラチン-PECEヒドロゲルを投与し、創傷面を処理し、術後15日で両群ラットを屠殺し、腹腔癒着を観察した。カルボプラチン-PECEヒドロゲルの粘着防止メカニズムを検討するため、カルボプラチン-PECEヒドロゲルで腹膜創面を処理した後、術後1,3,5、7、9、12dに動物を屠殺し、ヒドロゲルの分解、吸収及び腹膜創傷の修復過程を観察し、組織病理学的分析を行った。カルボプラチンPECEヒドロゲルは明らかな毒性副作用がない。結果:本実験で得られたカルボプラチンPECEヒドロゲルの10°Cは透明のゾル態を呈し、37°Cでは流動しないゲル状態を呈した。カルボプラチンPECEヒドロゲルを低圧凍結乾燥し、走査型電子顕微鏡観察を行った。ヒドロゲル内に大量のミクロ細孔様骨格が見られ、顕微鏡下で、この構造はカルボプラチン-PECEヒドロゲルが良好な薬物徐放性を有することを示唆した。カルボプラチン-PECEヒドロゲルによるモデルラットの治療過程において、ラットは腹腔癒着が起こらなかったが、カルボプラチン溶液群はすべて右側腹壁と盲腸の密な癒着が現れた(P<0.001)。術後時間の延長に伴い、腹膜創傷面のヒドロゲルは次第に分解し、その中の壁層の消失時間は約5dで、臓層は約7dであり、ゲルの分解を伴う腹腔に粘稠液体が現れ、術後5日目にピークに達し、そして術後12d以内に完全に吸収された。ゲルの分解に伴い、手術創面は次第に癒合し、12日で中皮化過程を完成した。カルボプラチン-PECEヒドロゲルはラット各重要な臓器に対して明らかな毒性副作用がない。【結論】カルボプラチン-PECEヒドロゲルは,良好な抗接着効果を有する。同時に、ゲル分解に伴う粘稠液体は癒着予防にも一定の作用を発揮している。カルボプラチンを搭載したPECEヒドロゲルはカルボプラチンの副作用を増加させなかった。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】