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J-GLOBAL ID:202002263212656595   整理番号:20A0750068

転用によるコンクリート型枠用合板の品質変化とこれを用いたコンクリート表面の仕上がり状態に関する一考察

CONSIDERATION IN QUALITY VARIATIONS OF PLYWOOD FOR CONCRETE FORMS BY REUSE AND FINISH OF CONCRETE SURFACE USING REUSED PLYWOOD
著者 (4件):
資料名:
巻: 84  号: 766  ページ: 1513-1523(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: F0393B  ISSN: 1340-4202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近年,型枠材料や施工方法が多様化しているが,せき板上のコンクリートに合板を用いる在来型枠工法が最も一般的な施工法である。在来型枠は,コンクリートが硬化するまでの一時的な構造物である。さらに,経済性と合理性を必要とするため,合板は在来型枠工法では可能な限り転用される。しかし,合板の品質とそれらの転用合板を用いたコンクリート表面の仕上がりに及ぼす型枠転用の影響については,今まで,研究されていない。本研究の目的は,型枠転用による合板の品質変化および転用合板を用いたコンクリート表面の仕上がり状況について明らかにすることである。本論文では,実験結果に基づいて,転用が,曲げ強度,曲げヤング率,および表面粗さなどの合板品質に及ぼす影響について調査した。また,転用が,表面粗さ,光沢度,色むら,吸水量などのコンクリート表面仕上がりに及ぼす影響ついても調査した。本論文では,無塗装合板と塗装合板,2種類の合板について,10回までの転用の影響について調べた。さらに,建設現場における型枠工事作業への影響として,この実験の要因は,合板への雨水浸漬の有無の影響および剥離剤塗布の有無の影響を含んでいる。実験に基づく合板転用による影響の傾向は以下の通りである。1)合板の曲げ強度と曲げヤング率は,転用により減少し,特に無塗装合板で顕著であった。2)無塗装合板の曲げ強度と曲げヤング率では,転用による減少傾向は,剥離剤を塗布することによって減少した。3)無塗装合板の表面粗さは,1回の転用により著しく増加するが,その後,それほど変化しない。塗装合板の場合,合板の表面粗さは10回の転用でも未使用合板とほぼ同じである。4)無塗装合板の表面粗さについては,雨水による含水量の変化に伴い,転用に伴う増加傾向が顕著になるが,剥離剤を塗布することにより,転用に伴う増加傾向は低下する。5)コンクリートの表面粗さは転用により増加し,特に無塗装合板を用いたコンクリートにおいて顕著であった。6)無塗装合板を用いたコンクリートの表面粗さの場合,雨水による含水量の変化に伴い,転用に伴い増加傾向が顕著になり,剥離剤を塗布することにより,転用に伴う増加傾向は低下する。7)塗装合板を用いたコンクリートの光沢度は,約7回の転用時まで直線的に減少するが,その後はあまり変化しない。無塗装合板を用いたコンクリートの場合,コンクリート表面の光沢度の変動は,転用と共に少なくなる。8)両タイプの合板において,コンクリート表面の色むらと吸水量は転用により増加した。(翻訳著者抄録)
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コンクリート工事 
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