抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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【目的】アルカリ熱傷角膜血管新生(CNV)に及ぼすチガシクリン(TGC)を負荷したキトサン(CS)ナノ粒子複合体の効果を調査する。方法:TGC/CSナノ粒子を調製し、その外形、粒径を測定し、その封入効率、薬物負荷量及び体外薬物放出状況を測定し、計算した。40匹のニュージーランド白ウサギをランダムにTGC/CSナノ粒子群(A群)、TGC群(B群)、ブランクCSナノ粒子群(C群)と生理食塩水対照群(D群)に分け、各群10匹、右眼にアルカリ熱傷モデルを作成し、右眼を実験眼とし、左眼を対照眼とした。それぞれ、TGC/CSナノ粒子、TGC、CSナノ粒子、生理食塩水を右眼に滴下し、毎日2回、合計28日間行った。CNVを顕微鏡で観察し,新生血管の長さを測定し,病理切片HE染色で角膜構造,新生血管と細胞浸潤状況などの病理変化を観察した。Westernblot法により角膜組織核転写因子-κB(nucleartranscriptionfac-tor-κB,NF-κB)を測定した。血管内皮増殖因子(vascularendothelialgrowthfactor,VEGF)、マトリックスメタロプロテアーゼ-9(matrixmetalloproteinase-9,MMP-9)の発現。【結果】TGC/CSナノ粒子の大部分は規則的球形であり,粒径は(235.84±34.59)nmであり,封入効率は(67.17±0.29)%であり,薬物担持量は(59.67±0.29)%であり,システムは安定であり,徐放性であった。TGC/CSナノ粒子はウサギ角膜と結膜に対して損傷作用がなかった。CNV面積がアルカリ熱傷後7d、14d、28dの時、A群は明らかにB、C、D群より少なく、B群はC、D群より明らかに小さく、統計学的に有意な差があり(すべてP<0.05)、C群面積がD群より小さいが、統計学的有意差がなかった(P>0.05)。HE染色の結果、アルカリ熱傷後7d各群の角膜上皮細胞部分損傷、基質浮腫、大量の炎症細胞浸潤、一部の新生血管生成;アルカリ熱傷後14日各群の角膜構造が部分的に回復し、中等量の炎症細胞が浸潤し、CNV面積がピークに達し、アルカリ熱傷後28日で各群の角膜の各層構造が基本的に回復し、炎症細胞が大量に減少し、新生血管が萎縮し、全過程でC、D両群の炎症程度が最も重く、B群が次であった。A群の炎症は最も軽かった。Westernblotの結果、A、B、C、D群のNF-κB、MMP-9の相対的発現はいずれも順次増加し、統計学的有意差があった(いずれもP<0.05)。A群のVEGF相対発現量はB、C、D群より低く、B群のVEGF相対発現量はC、D群より低く、統計学的有意差があり(いずれもP<0.05)、C群とD群のVEGF相対発現量はほぼ同じであった。結論:TGC/CSナノ粒子は角膜組織中のNF-κB、VEGF、MMP-9の発現を低下させることで、アルカリ熱傷CNVの生成を減少し、眼表に損害を及ぼさない。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】
