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J-GLOBAL ID：202002264070193649   整理番号：20A0760225

微分展開におけるHal QCDポテンシャルの補正

Hermitizing the HAL QCD potential in the derivative expansion

著者 (3件)： AOKI Sinya (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  IRITANI Takumi (RIKEN, Saitama, JPN) ,  YAZAKI Koichi (RIKEN, Saitama, JPN)
資料名： Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web)  (Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web))
巻： 2020  号： 2  ページ： WEB ONLY  発行年： 2020年02月 
JST資料番号： U0548A  ISSN： 2050-3911  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 異なるエネルギーに対するNambu-Bethe-Salpeter(NBS)波動関数が互いに直交していないので,微分展開における主要次数(LO)局所項を除いて,非Hermiteである必要があるHAL QCDポテンシャルをエルミート化する形式を与えた。非エルミート化ポテンシャルは,微分展開におけるすべての次数に対して,次数によってエルミート化できることを示した。特に,次数(NLO)ポテンシャルは近似なしで正確にエルミート化できる。次に,この形式をΞΞ(¹S₀)散乱の簡単な場合に適用した。この場合,HAL QCD計算はNLOに利用できる。NLO項は散乱位相シフトに対して比較的小さい補正を与え,LO解析はこの場合に正当化されると思われる。また,エルミート化NLOポテンシャルの局所部分は,非エルミート化NLOポテンシャルのそれよりも良好に機能することを観察した。HAL QCDポテンシャルのHermite版は現象論的相互作用との比較及び多体系における二体相互作用として使用するのに適している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 無次元数 ,  波動関数 ,  *量子色力学 ,  *ポテンシャル ,  *Hermite演算子 ,  補正 ,  位相シフト ,  展開 ,  Bethe-Salpeter方程式
準シソーラス用語： NLO補正 ,  QCD【素粒子】 ,  格子QCD ,  主要次数 ,  多体系 ,  微分展開

分類 (1件)： 強い相互作用の模型  (BF02040W)

タイトルに関連する用語 (4件)： 微分展開 ,  HAL ,  QCD ,  ポテンシャル