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J-GLOBAL ID:202002264103541146   整理番号:20A0637306

極域動物標本コレクションの新シリーズ「プランクトン樹脂封入標本」~海洋教育の推進のために~

New series of animal specimens from polar regions: resin-embedded specimens of marine plankton for the promotion of marine education
著者 (10件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 19-23  発行年: 2020年02月25日 
JST資料番号: Y0113A  ISSN: 0387-8961  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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南極海から採取されたプランクトンおよび国立極地研究所で保存されていたプランクトンを用いて,著者らは海洋教育材料として樹脂封入プランクトン標本を調製した。この保存形態は,多方向から肉眼による標本の外観を観察することを可能にする。加えて,樹脂封入標本は固体,堅牢,軽量で,容易に輸送,取り扱い可能である。さらに,このような標本は微細構造の観察に使用でき,学生や若い科学者のための学習材料として様々な利点を持つ。2019年10月以降,著者らは主要群12における52種の海洋プランクトンから成る210個の標本を作製した。これまでに,標品はJpGUにおける南極の海と氷床ブース,中学校講演やサイエンスカフェで展示するために,国立極地研究所の「オープンハウス」や「極地科学館」のような様々な場所やイベントにおいて使用されてきた。プランクトンは海洋生態系を理解するための重要な生物であるが,この生物群集の社会的認知度はしばしば低い。したがって,著者らは樹脂封入海洋プランクトン標本の作製を改善し,増加させることを意図する。現在,樹脂封入標本は国立極地研究所の「極域からの動物標本データベース」に登録されている。著者らは,この種の保存試料が,一般市民と同様に,小学校から大学段階における海洋教育に対して,価値ある貢献をすることを期待している。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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プランクトン  ,  植物形態学・解剖学 
引用文献 (9件):
  • 福田 猛・水元満哉・馬場祥子・広瀬慎美子・垣内康孝 (2015) 第15章,東京都北区立東十条小学校における海洋教育の実践と展望-教育課程特例校「海育科」としての実施を目指して-.“海洋教育のカリキュラム開発-研究と実践”(東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター編).日本教育新聞社,東京,pp. 201-210.
  • 畑中恒夫 (2013) 透明骨格標本の樹脂封入法について.千葉大学教育学部研究紀要61: 421-425.
  • 上遠野正 (2019) 第4章 小学校における海洋教育.〈モデルプラン8〉海とのつながりを探求する山間部の海洋教育.“令和元年 海洋教育指導資料 学校における海の学びガイドブック 小・中学校編”(東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター編著).大日本図書,東京,pp. 88-94.
  • Makarov RR, Denys CJ (1981) Stages of sexual maturity of Euphausia superba Dana. BIOMASS Handb. 11: 1-13.
  • 三橋弘宗 (2006) 博物館と生態学(1)生態系の仕組みを展示する.日本生態学会誌56: 95-98.
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