抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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多成分量子化学法は,これらの核に対するBorn-Oppenheimer近似を導入することにより,量子化学計算における選択核の核量子効果を含めることを求めている。多成分法において,電子-プロトン相関の包含は,定性的に正確なプロトン密度を得るために不可欠である。しかし,最近開発された多成分法の多くは,単一成分枠組みにおいてHartree-Fock軌道を用いることに類似するすべての電子-プロトン相関を無視する単一参照平均場波動関数から分子軌道を用いるかまたは得られている。多成分熱浴配置間相互作用(HCI)法を開発することにより,多成分計算におけるHartree-Fock軌道を用いる結果を調べた。多成分HCIは,大きな活性空間を有するシステムに対する完全な活性空間または短縮CI波動関数の正確な近似を可能にする多成分選択配置間相互作用(CI)技術である。多成分HCI法は,参照格子に基づく計算と比較して,HeHHe+,HCNおよびFHF-系の基底状態プロトン密度を再現することを示した。すべての3つのシステムについて,波動関数展開における主要構成の係数は0.95未満であり,すべてのシステムが多重参照特性を有することを示した。これは,単一成分フレームワークにおいて多重参照特性を持たないので非常に注目されており,多参照特性が単一成分フレームワークよりも多成分フレームワークにおいて固有あるいは少なくとも一般的に現れることを示唆する。多成分HCI計算に対するHartree-Fock軌道よりもむしろ自然軌道を用いた場合でも,多参照特性の側面はFHF-およびHCNに対して残っている。多成分量子化学系の多重参照特性の結果と意味を論じた。Copyright 2020 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】