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J-GLOBAL ID:202002264274705432   整理番号:20A0012347

分配実験で制約された地球,火星及びVestaのコアへのNa,K,Rb及びCsの偏析【JST・京大機械翻訳】

Segregation of Na, K, Rb and Cs into the cores of Earth, Mars and Vesta constrained with partitioning experiments
著者 (5件):
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巻: 269  ページ: 622-638  発行年: 2020年 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アルカリ金属Na,K,Rb及びCsは惑星マントルで枯渇し,それらの枯渇は通常,太陽星雲中の第一固体の凝縮時の揮発性の影響又は惑星成長時に含まれる高温に起因する。惑星分化の大部分のモデルは,アルカリが完全に親石元素として振舞い,コア偏析に関与しないと仮定している。ここでは,硫化鉄とケイ酸塩(D_sulf/sil)の間のNa,CsおよびRbの分配を実験的に決定し,K,NaおよびCs分配に関する文献から入手可能なデータと組み合わせて,この仮説を試験した。著者らの実験は1~3.5GPaで行い,8GPa,1600~1900°C,およびFeO含有量の変化により,硫化物相(13wt%まで)における比較的大きな範囲のO含有量をもたらした。Na,CsおよびRbに対してそれぞれ0.8,0.4および0.36の最大D_sulf/silを見出した。さらに,Na,K,CsおよびRbに対するD_sulf/silは,硫化物中の温度およびO含有量とともに増加し,ケイ酸塩中のFeO含有量とともに減少した。ケイ酸塩メルトの重合度および硫化物のS含有量は,Na,KおよびCsに対するD_sulf/silをさらに増加させた。硫化物中のOの溶解度はケイ酸塩のFeO含有量と相関し,両者ともD_sulf/silに対して反対の影響を有するので,平衡化材料の酸化状態を変化させると,平衡温度によってより制御されるD_sulf/silに有意に影響しなかった。著者らは,いくつかの付加された胚が非混和性硫化物を含むと仮定して,地球,火星および小惑星Vestaに対するコア形成をモデル化した。著者らの結果は,そのようなシナリオにより,かなりの量のNa,K,CsおよびRbが惑星コアに隔離され,4つの10~5と0.15の間のアルカリのコア/マントル分布をもたらすことを示している。地球,火星およびVestaのマントルにおけるアルカリの枯渇は,揮発性とコア偏析の複合効果に起因するが,主に付加物質における揮発性枯渇によるものである。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
岩石圏の地球化学一般 

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