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J-GLOBAL ID：202002264443512070   整理番号：20A0897165

新潟県における越冬後追肥と止葉抽出期追肥の増量がオオムギ品種「はねうまもち」の収量・品質に及ぼす影響

Effect of Increased Nitrogen Topdressing after Winter and at the Flag Leaf Emergence Stage on Grain Yield and Quality of Waxy Barley Variety ”Haneumamochi” in Niigata Prefecture

著者 (2件)： 島崎由美 (農研機構 中央農業研究セ 北陸研究拠点) ,  関昌子 (農研機構 中央農業研究セ 北陸研究拠点)
資料名： 北陸作物学会報  (Hokuriku Crop Science)
号： 55  ページ： 7-11  発行年： 2020年03月20日 
JST資料番号： Y0157A  ISSN： 0388-8061  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： オオムギの硝子率は多肥栽培で高くなるため,うるち性オオムギでは施肥量を抑えて栽培されている.もち性オオムギはうるち性に比べて硝子率が低いため,多肥栽培で品質を下げずに増収が期待できる.また,温暖地の麦類栽培において開発された後期重点施肥法は,増収する一方硝子率が高くなる.そこで本研究では,もち性オオムギ「はねうまもち」を用い,越冬後追肥と止葉抽出期追肥を倍量にすることで後期重点施肥とした多肥栽培の新潟県への導入を検討した.その結果,多肥栽培は慣行栽培よりも9.9~18.2%増収したが,硝子率は基準値を大きく下回り,新潟県で「はねうまもち」の多肥栽培は品質を下げずに増収することを実証した.(著者抄録)

シソーラス用語： 新潟県 ,  *追肥 ,  成長段階 ,  *オオムギ ,  食感品質 ,  穀類 ,  栽培品種 ,  *作物収量 ,  *食品特性 ,  植物生理病 ,  もち性
準シソーラス用語： 餅性 ,  はねうまもち ,  硝子粒

分類 (5件)： 麦  (FC03033M) ,  施肥法・肥効  (FB05030Y) ,  植物生理学一般  (EH02010Y) ,  食品の品質  (FJ01040F) ,  穀類とその製品一般  (FJ04010T)

引用文献 (13件)：

• 稲村ら 1955. 関東東山農試報 8: 75-91.
• 鎌田ら 2016. 日作紀 85: 16-22.
• 加藤ら 1995. 栃木農試研報 43: 127-138.
• 木根淵 1962. 北陸農試報3: 1-87.
• 箕田ら 2010. 埼玉農総研報10: 37-47.

タイトルに関連する用語 (9件)： 新潟 ,  越冬 ,  追肥 ,  止葉 ,  オオムギ ,  品種 ,  はね ,  もち ,  収量