抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
【目的】ラットにおける肝虚血再灌流障害に及ぼすレプチンの保護作用と機構を調査する。方法:40匹のSDラットをランダムに4群に分け、それぞれ偽手術群(Sham群)、肝虚血再灌流障害(HIRI)モデル群、HIRIレプチン前処理群とHIRI術後レプチン処理群、各群10匹とした。HIRIモデル群はラット肝I/R損傷モデルを作り、Sham群は開腹後、肝茎左分岐を鈍的に分離するが、肝葉供血を遮断せず、HIRIレプチン前処理群ラットはHIRI術前30minに組換えレプチンを腹腔内投与し、投与量は0.2mg/kg体重である。HIRI術後のレプチン処理群のラットはHIRI術後30minに組換えレプチンを腹腔内投与し、投与量は0.2mg/kg体重であった。4群のラットはHIRI術後3時間に血清と6時間に屠殺し、肝臓組織を採取した。insitu末端標識法(TUNEL)を用いてアポトーシスを検出し,各群の血清中のマロンジアルデヒド(MDA)活性とスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)レベルを測定した。血清中のインターロイキン-6(IL-6)と腫瘍壊死因子-α(TNF-α)を,酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)によって測定し,アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)を自動生化学分析装置で分析した。アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)の含有量を測定した。【結果】TUNEL陽性肝細胞はSham群で見られ,HIRIモデル群のTUNEL陽性肝細胞はSham群に比して有意に高かった(P<0.05)。HIRIレプチン前処理群のアポトーシス細胞と陽性率はHIRIモデル群とHIRI術後レプチン処理群より明らかに減少した(P<0.05)。HIRIモデルラットの肝臓組織ホモジネートMDA含量はSham群ラットの肝臓組織ホモジネート中の含量より明らかに高く、SOD含量はSham群より明らかに低く(P<0.05)、HIRIレプチン前処理群のMDA含有量はSham群より高かった。しかし,HIRIモデル群よりも有意に低かった(P<0.05)。Sham群と比較して,IL-6,TNF-α,ALT,ASTの血清レベルは有意に増加した(P<0.05)が,HIRIモデル群と比較して,レプチン前処理群のIL-6とTNF-α,ALT,ASTのレベルは減少した。HIRI後のレプチン処理群のIL-6とTNF-αレベルはHIRIモデル群より高かった(P<0.05)。結論:レプチン前処理はラット肝臓虚血再灌流損傷に対して改善作用があり、肝臓組織中のサイトカイン放出を調節し、肝臓の抗酸化損傷能力を高めることができる。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】