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J-GLOBAL ID：202002264527017938   整理番号：20A1908926

高視認性素材を用いた取り組みと課題

Activities using High Visibility Materials and Future Challenges

著者 (3件)： 竹本由美子 (武庫川女大) ,  小野寺美和 (甲南女大) ,  谷明日香 (四天王寺大)
資料名： 生活環境学研究(Web)
号： 7  ページ： 28-33 (WEB ONLY)  発行年： 2019年12月01日 
JST資料番号： U0998A  ISSN： 2758-2663  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海外では,路上や作業現場での安全確保や車両事故リスクを減らすため,人を速く認識し暗闇でも目立つように,「高視認性安全服」の着用が義務付けられている。「高視認性安全服」とは,“着用者の存在について視覚的に認知度を高めた衣服”であり,高い視認性のある「蛍光素材」や「再帰性反射素材」が用いられている。しかし,日本での採用は少なく,今後の普及や利用拡大が求められている。そのほかの高視認性素材には,光を蓄え自ら発光する「蓄光素材」がある。暗所での高い視認性が認められており,日常での有効性や視認性について様々な研究もおこなわれ,避難誘導灯に使用されている。だが,蓄光素材はまだ衣服として利用されていない。蛍光素材や再帰性反射素材とは異なり,蓄光素材は光を蓄えておけば光が無い暗闇でも発光(りん光)する。災害時など,光が無い状態で人を速く認識でき,暗闇でも目立つ高視認性素材として,蓄光素材の活用が期待されている。我々は,これまでに蓄光糸を用いた蓄光布を作成し,その消費性能や視認性,心理的効果,さらに衣服設計を目的とした研究を進めてきた。本稿では,海外や日本における高視認性安全服の現状を踏まえ,我々が実践した高視認性素材を用いた取り組みを紹介しながら,高視認性素材の今後の課題について考察した。(著者抄録)

シソーラス用語： リン光 ,  性能 ,  材料 ,  心理効果 ,  布 ,  *防護服 ,  被服デザイン ,  作業者 ,  安全衛生 ,  労働安全 ,  糸 ,  視認性 ,  発光材料
準シソーラス用語： *高視認性安全服 ,  心理的効果 ,  蓄光 ,  蓄光材料 ,  蓄光糸 ,  蓄光布 ,  着用

分類 (2件)： 安全管理  (KB06000D) ,  関連産業  (YM01060D)

タイトルに関連する用語 (2件)： 視認性 ,  素材