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J-GLOBAL ID：202002264780343679   整理番号：20A0600232

環境DNAを活用した固着性水生生物モニタリング手法の成立性について

A FEASIBILITY STUDY ON A MONITORING METHOD OF NON-MOVING ACUATIC ORGANISM USING ENVIRONMENTAL DNA

著者 (4件)： 高山百合子 (大成建設株式会社 技術センター) ,  赤塚真依子 (大成建設株式会社 技術センター) ,  伊藤一教 (大成建設株式会社 技術センター) ,  源利文 (神戸大学大学院 人間発達環境学研究科)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 75  号： 2  ページ： I_1087-I_1092(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 環境DNAを活用したアマモ場モニタリング手法は,定点で採水し環境DNA量を取得したとき,特定の個所を出発した環境DNAが出発点の異なる環境DNAと同時刻に混在しない場合に成立する手法である.本研究では,単純な湾形状と実海域モデルを用いた粒子追跡計算によりこの成立性について検討した.全国のアマモ場海域形状を単純モデル化した10タイプについて,特定エリア出発の粒子が,流れとの組み合わせによっては独占的に出現するケースを確認した.次に実海域モデルを用いて同様の傾向が得られる可能性を示したことから,アマモ場分布と流れの組合せによってはこの手法が成立する場合があることが確認できた.(著者抄録)

シソーラス用語： 水生生物 ,  付着 ,  *DNA【核酸】 ,  追跡 ,  粒子 ,  藻場 ,  *環境モニタリング ,  海域 ,  *実現可能性 ,  モデル ,  湾
準シソーラス用語： アマモ場 ,  英虞湾 ,  *環境DNA ,  形状モデル ,  固着 ,  *生物モニタリング ,  粒子追跡法

著者キーワード (5件)： environmental DNA ,  seagrass ,  Zosteraceae ,  particle calculation ,  water sampling

分類 (2件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  植物に対する影響  (EE04030Z)

引用文献 (6件)：

• 1) 源利文,山本哲史,笠井亮秀,近藤倫生 : 環境DNAを用いた沿岸域における魚類モニタリング, 沿岸海洋研究, Vol. 53, No. 2, pp. 173-178, 2016.
• 2) 高原輝彦,山中裕樹,源利文,土居秀幸,内井喜美子 : 環境DNA分析の手法開発の現状~淡水域の研究事例を中心にして~, 日本生態学会誌, Vol. 66, pp. 583-599, 2016.
• 3) 高山百合子,赤塚真依子,伊藤一教,源利文 : アマモ場のモニタリング手法における環境DNAの活用について,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 74,No. 2,I_1231-I1236, 2018.
• 4) 赤塚真依子,高山百合子,伊藤一教,森本哲平,源利文 : 海草場を対象とした環境DNA検出方法と三次元数値解析の適用性に関する検討,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 74,No. 2, I_1225-I1230, 2018.
• 5) 環境庁自然保護局:第4回自然環境保全基礎調査 海域生物環境調査報告書(干潟,藻場,サンゴ礁調査),第2巻 藻場,1994.

タイトルに関連する用語 (5件)： 環境DNA ,  活用 ,  水生生物 ,  モニタリング ,  手法