抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ABSTRACTオキサゾリジノンは,薬剤耐性結核菌による結核(TB)を含むマイコバクテリア感染の治療に有効である。本研究では,中国における多剤耐性TB(MDR-TB)および広範な薬剤耐性TB(XDR-TB)に対する新規オキサゾリジノン,およびリネゾリドのin vitro活性とMIC分布を比較した。さらに,23S rRNA,rplCおよびrplD遺伝子における遺伝子変異を解析し,観察されたオキサゾリジノン耐性の根底にある潜在的メカニズムを明らかにした。120のMDR-TB分離株と120のXDR-TB分離株を含む合計240のM.tuberculosis分離株を本研究に含めた。全体として,M.tuberculosis分離株のリネゾリドとデルパゾリドMIC_90値は,それぞれ0.25mg/リットルと0.5mg/リットルであった。目視検査に基づき,リネゾリドとデルパゾリドのMIC決定に対する疫学的カットオフ(ECOFF)値を,それぞれ1.0mg/lと2.0mg/lで暫定的にセットした。XDR-TB分離株(P>0.05)の間でリネゾリドとデルパゾリドの間に耐性率の有意差は観察されなかったが,統計解析はMDR-TB群(P=0.036)内のデルパゾリド耐性分離株よりもリネゾリド耐性分離株の割合が有意に大きいことを明らかにした。13のリネゾリド耐性分離株のうち7つ(53.85%)が3つの標的遺伝子内に変異を持つことを見出した。さらに,1分離株は,0.25のデルパゾリドMICと比較して,リネゾリドに対する高レベル耐性(MIC>16mg/l)に寄与するrplDによりコードされた蛋白質内でアミノ酸置換(Arg126His)を示した。結論として,in vitro感受性試験は,デルパゾリド抗菌活性がリネゾリドのそれに匹敵することを明らかにした。M.tuberculosisをリネゾリドに付与するrplD内の新規突然変異が,デルパゾリドではなく,耐性が同定された。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】