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J-GLOBAL ID：202002265100554753   整理番号：20A2212546

確率的破壊機構解析に基づく配管の破損確率に及ぼす非破壊検査のサンプリング方法の影響の評価

Influence evaluation of sampling methods of the nondestructive examination on failure probability of piping based on probabilistic fracture mechanics analysis

著者 (3件)： MANO Akihiro (Japan Atomic Energy Agency) ,  KATSUYAMA Jinya (Japan Atomic Energy Agency) ,  LI Yinsheng (Japan Atomic Energy Agency)
資料名： Mechanical Engineering Journal (Web)  (Mechanical Engineering Journal (Web))
巻： 7  号： 3  ページ： 19-00567(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0484A  ISSN： 2187-9745  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 非破壊検査(NDE)は,配管を含む原子炉構成部品の構造健全性の保証において重要な役割を持つ。NDEは,試験の間隔および広がりのようなNDEの要求を規定する規則に従って配管の溶接に対して実施される。一般的に,試験の特定の広がりを考慮した各間隔で調べられる溶接部の選定のために,2種類のサンプリング方法がある。初めの方法は固定位置サンプリング法で,ここではNDE用の溶接部は各間隔において同じで,一方,第2の方法は任意の位置のサンプリングで,そこではNDEのための溶接部は最後の間隔において調べられなかった場所から選定される。サンプリング方法の選択は配管の構造健全性を保証する上で重要である。合理的な構造健全性評価法の一つである,確率論的破壊機構(PFM)解析は,NDEを通しての亀裂検出および亀裂の入った溶接部の修理だけでなく,応力腐食割れおよび疲れのような経時的劣化機構を考慮することによって,配管中の溶接部の定量的な破損確率を計算できる。いくつかの国,特に米国においては,PFMアプローチはリスク情報に基づく使用中検査のようなNDEに適用される。このような背景から,PFMアプローチのさらなる適用が次第に期待されている。本研究においては,NDEへのPFMアプローチの適用性を調べるために,配管についてのNDEにおけるサンプリング方法の差異に焦点を合わせ,PFM解析を通しての2つのサンプリング方法に基づいてNDEを考慮した典型的な原子炉配管の破損確率を計算した。結果から,破損確率に及ぼすサンプリング方法における差異の定量的影響を明らかにした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *原子炉 ,  *配管 ,  *破壊確率 ,  *非破壊検査 ,  試料採取 ,  溶接部 ,  破壊力学
準シソーラス用語： 破損確率 ,  サンプリング【試料採取】 ,  確率論的破壊力学

著者キーワード (5件)： 確率的破壊力学 ,  故障確率 ,  圧力保持配管 ,  非破壊検査 ,  サンプリング法

分類 (2件)： 非破壊試験  (HB02030F) ,  原子炉安全一般  (MD06010W)

引用文献 (15件)：

• American Society of Mechanical Engineers, 2015, ASME Boiler and Pressure Vessel Code Section XI Rules for In-service Inspection of Nuclear Power Plant Components, BPVC-XI-2015, New York.
• Brückner A. and Munz D., 1982, Curve Fitting to Defect Size Distributions for the Calculation of Failure Probabilities, Nuclear Engineering and Design 74, pp.75-78.
• Harris D. O. and Dedhia D. D., 1998, WinPRAISE 98 PRAISE Code in Windows, Technical Report TR-98-4-1, Engineering Mechanics Technology inc.
• Harris D. O., Lim E. Y. and Dedhia D. D., 1981, Probability of Pipe Fracture in the Primary Coolant Loop of a PWR Plant, NUREG/CR -2189.
• Itoh H., Kato D., Osakabe K., Nishikawa H. and Onizawa K., 2010, User's Manuals of Probabilistic Fracture Mechanics Analysis Code for Aged Piping, PASCAL-SP, JAEA-Data/Code 2009-025.(in Japanese)

タイトルに関連する用語 (8件)： 確率 ,  破壊 ,  解析 ,  配管 ,  破損確率 ,  非破壊検査 ,  サンプリング ,  影響の評価