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J-GLOBAL ID：202002265158784263   整理番号：20A0184829

芯材にH形鋼を用いた座屈拘束ブレースに関する実験的研究 その3 疲労性能

Experimental study on buckling-restrained brace using H-shaped steel Part 3: Fatigue performance

著者 (5件)： 小原泉 (フジタ) ,  佐々木聡 (フジタ) ,  佐々木康人 (フジタ) ,  三浦靖史 (フジタ) ,  大塚友理 (フジタ)
資料名： フジタ技術研究報告  (Fujita Technical Research Report)
号： 55  ページ： 19-24  発行年： 2019年12月 
JST資料番号： S0718A  ISSN： 1348-0650  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 座屈拘束ブレースは,軸力を伝達する芯材が座屈しないよう座屈拘束材で補剛したブレースであり,圧縮軸力下においても引張軸力下と同等の復元力特性を有する耐震性に優れた部材である。既報にて,芯材にH形鋼,座屈拘束材に鋼管を用いたFIRSTブレースの開発について報告している。本報では,芯材に低降伏点鋼(LY225)と従来鋼(SN490)を用いたFIRSTブレースについて,漸増繰返し載荷実験と低サイクル疲労試験を行い履歴特性と疲労性能を確認した。本ブレースは芯材に低降伏点鋼を用いた場合においても,圧縮軸力時の復元力特性は引張軸力時と同等であり,限界塑性ひずみは芯材の幅厚比を断面積比で重み付けしたパラメータにより評価できることを確認した。本ブレースの疲労性能は鋼構造制振設計指針の疲労性能曲線により安全側に評価できることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *H形鋼 ,  *心材 ,  制振構造 ,  *疲れ ,  軟鋼 ,  *繰返し試験 ,  *載荷試験 ,  低サイクル疲れ ,  ヒステリシス ,  復原性 ,  塑性歪
準シソーラス用語： *繰返し載荷試験 ,  *座屈拘束ブレース ,  低降伏点鋼 ,  復元力特性 ,  履歴特性

分類 (1件)： 金属構造  (RA04050W)

引用文献 (5件)：

• 吉井、鈴木、佐々木ほか:芯材にH形鋼を用いた座屈拘束ブレースに関する実験的研究 その1~3、日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道)、構造III、pp.1269-1274、2013.9
• 大塚、佐々木ほか:芯材にH形鋼を用いた座屈拘束ブレースに関する実験的研究 その4、日本建築学会大会学術講演梗概集 (北陸)、構造III、2019.9
• 日本建築学会:鋼構造制振設計指針、2014.11
• 日本建築学会:鋼構造限界状態設計指針・同解説、2010.2
• 吉岡保雄、山根正寛、中浜修:極低降伏点鋼の強度に及ぼす溶接の影響、溶接学会全国大会講演概要、2009.11

タイトルに関連する用語 (5件)： 芯材 ,  H形鋼 ,  座屈拘束ブレース ,  実験的研究 ,  疲労