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J-GLOBAL ID:202002265194419474   整理番号:20A1061454

ヒト結腸直腸癌細胞におけるニクロサミドによるDNA二本鎖切断修復の阻害【JST・京大機械翻訳】

Inhibition of DNA Double-Strand Break Repair by Niclosamide in Human Colorectal Cancer Cells
著者 (3件):
資料名:
巻: 46  号: 12  ページ: 1633-1640  発行年: 2019年 
JST資料番号: A1005A  ISSN: 1062-3590  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,ヒト直腸腺癌細胞SW837およびヒトS状結腸癌細胞COLO320HSRに対するニクロサミドの放射線増感効果および基礎となる分子機構を検討した。ニクロサミド,γ線照射,およびそれらの併用による治療下の腫瘍細胞の生存率を評価した。DNA二本鎖切断(DSB)のマーカーであるMDR1,Bcl-2,β-カテニンおよびγH2AXヒストンのレベルを,免疫細胞化学法を用いたフローサイトメトリーにより測定した。ニクロサミドとγ線照射による併用療法は,ニクロサミドとγ線照射を別々に用いた場合よりも,より強い腫瘍細胞死をもたらすことを示した。β-カテニンのレベルの減少は,ニコサミドによる処理の下で,COLO320HSR系統の細胞で検出された。それは,ニクロサミドと照射による併用処理の下でより激しかった。同時に,SW837系統の細胞におけるβ-カテニンの含有量は,ニクロサミドおよびγ線照射による処理およびそれらの併用使用下で変化しなかった。ニクロサミドは非照射細胞においてDNA DSBの形成を誘導せず,放射線照射後1時間ではそれらのレベルを増加させなかった。照射前のニクロサミドによる細胞の処理は,γH2AXヒストンのレベルを照射後24時間で,DNA DSBの数を反映して,無傷細胞および放射線のみに曝露した細胞より1.6倍高いという事実をもたらした。これはγ線照射により誘導されたDNA DSB修復の阻害を証明する。したがって,ニクロサミドは,DNA DSB修復の阻害に基づくヒト結腸直腸癌細胞に対して放射線増感効果を有する。ニクロサミド処理下でのWnt/β-カテニンシグナル伝達経路の阻害は,腫瘍細胞の全てのタイプで検出されなかった。Copyright Pleiades Publishing, Inc. 2019 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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抗腫よう薬の基礎研究  ,  腫ようの実験的治療 
物質索引 (1件):
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