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J-GLOBAL ID：202002265203319527   整理番号：20A2681884

日常生活における施設利用時の複数施設利用を考慮した拠点配置と自治体の利便性評価

Allocation Model of Urban Cores and Evaluation of Accessibility Regarding Daily Multipurpose Trip

著者 (2件)： Eom Sunyong (東京大学) ,  長谷川大輔 (東京大学)
資料名： 都市計画論文集(Web)  (Journal of the City Planning Institute of Japan (Web))
巻： 55  号： 3  ページ： 1078-1085(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U2068A  ISSN： 2185-0593  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 市街地拡大と人口密度低下により,インフラ維持コストの増大や公共交通の衰退が懸念されている中で,都市機能と公共交通の一体的な考慮による効果的かつ実現可能な都市構造の構築が求められている.本研究では,住民施設利用の実態と自治体における現状の施設配置と公共交通網に基づき,複数施設利用のメリットを考慮した拠点配置手法を提案し,利用可能人口の割合(充足率)と複数施設利用のメリットから自治体の利便性の現状と施設改善効果を評価することを目的とする.まず,住民の日常生活の外出に関するWebアンケートから1回の外出で複数の施設の利用と公共交通によるアクセスが利便性の向上に重要な要素であることがわかった.次に,複数施設利用を考慮した拠点配置モデルを構築し,現状の市施設利用における充足率と複数施設利用メリットの2つの指標から評価した結果,施設は利用できるものの,複数施設利用メリットには優劣があることを明らかにした.その指標に基づいた利便性向上の方針を提案した.さらに,施設の新設場所と種類を求めるモデルを構築し,具体的な都市での拠点配置結果より,施設追加による充足率の改善に効果を示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *居住性 ,  *公共輸送 ,  地方都市 ,  都市構造 ,  選択 ,  頻度 ,  スーパーマーケット ,  *都市計画 ,  地域 ,  立地 ,  老人福祉施設 ,  病院
準シソーラス用語： 利便性 ,  コンパクトシティ ,  交通手段選択 ,  利用頻度 ,  *立地適正化計画 ,  地域拠点

著者キーワード (10件)： 利便性 ,  都市拠点 ,  施設計画 ,  公共交通 ,  コンパクトシティ ,  accessibility ,  urban core ,  facility planning ,  public transportation ,  compact city

分類 (1件)： 都市計画一般,都市経済学  (RD01010S)

引用文献 (12件)：

• 1) 国土交通省 (2020.3), 立地適正化計画作成の取組状況, https://www.mlit.go.jp/en/toshi/city_plan/compactcity_network.html (最終回覧2020.4.24).
• 2) 石原周太郎・野嶋慎二・鹿内愛軌 (2019), 立地適正化計画における地域拠点の位置づけ方針と都市構造に関する研究,日本建築学会計画系論文集, 84(758), pp.883-893.
• 3) 肥後洋平・森英高・谷口守 (2014), 「拠点へ集約」から「拠点を集約」へ, 都市計画論文集, 49(3), pp.921-926.
• 4) 国土交通省 (2019.7), 都市計画基本問題小委員会中間とりまとめ, https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/toshi01_sg_000232.html (最終回覧2020.4.24).
• 5) 岡野圭吾・小松﨑諒子・片山茜・谷口守 (2019), 人口減少都市における拠点での施設立地の実態, 都市計画論文集, 54(3), pp.508-515.

タイトルに関連する用語 (6件)： 日常生活 ,  施設 ,  拠点 ,  自治体 ,  利便性 ,  評価