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J-GLOBAL ID：202002265431655027   整理番号：20A0899002

グリオーマ細胞の転移能の阻害剤としての抗酸化活性を有する鉄および銅錯体【JST・京大機械翻訳】

Iron and copper complexes with antioxidant activity as inhibitors of the metastatic potential of glioma cells

著者 (14件)： Guerreiro Joana F. (Biomedical Physics in Radiation Oncology, German Cancer Research Center (DKFZ), Im Neuenheimer Feld 223, 69120 Heidelberg, Germany. [e-mail]/[e-mail]) ,  Gomes Marco Antonio G. B. ,  Pagliari Francesca ,  Jansen Jeannette ,  Marafioti Maria G. ,  Nistico Clelia ,  Hanley Rachel ,  Costa Rafael O. ,  Ferreira Sarah S. ,  Mendes Filipa ,  Fernandes Christiane ,  Horn Adolfo ,  Tirinato Luca ,  Seco Joao
資料名： RSC Advances (Web)  (RSC Advances (Web))
巻： 10  号： 22  ページ： 12699-12710  発行年： 2020年 
JST資料番号： U7055A  ISSN： 2046-2069  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 神経膠腫は原発性脳腫瘍の最も一般的な型であり,より効率的な治療法の開発の必要性を強調する高い死亡率と再発率を示す。その文脈において,著者らは四座配位子2-{[(3-クロロ-2-ヒドロキシ-プロピル)-ピリジン-2-イルメチル-アミノ]-メチル}-フェノール(L)]を含む鉄(III)(FeL)及び銅(II)(CuL)錯体をグリオーマ細胞における潜在的抗転移化合物として調べた。これらの複合体は抗酸化金属酵素(カタラーゼ及びスーパーオキシドジスムターゼ)の模倣体として作用するように設計され,癌細胞における上皮間葉移行(EMT)の誘導に関連する重要なシグナル伝達分子である活性酸素種(ROS)の産生を妨害する。得られた結果は,in vitroで,両化合物がスーパーオキシドジスムターゼまたはカタラーゼ模倣体として作用し,これがFeL処理細胞におけるROSレベルの減少にグリオーマ細胞で翻訳されることを明らかにした。さらに,両複合体は単分子層成長H4細胞の移動を阻害し,EMTマーカーの発現を低下させることが分かった。より重要なことに,この挙動は3Dスフェロイドモデルで再現され,特に,CuLはX線による細胞照射の有無にかかわらずグリオーマ細胞の侵入能力を完全に阻害することが分かった。これは放射線療法と組み合わせて使用されるこれらの化合物の可能性を示唆している。全体として,ここで得られた結果は,EMTの調節を妨げることができる薬剤としてのこれらの複合体の新しい使用と,さらに探究されるべき応用であるグリオーマ細胞の侵入挙動を記述する。Copyright 2020 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *鉄 ,  単分子層 ,  *銅錯体 ,  カタラーゼ ,  死亡率 ,  腫瘍細胞 ,  脳腫瘍 ,  放射線療法 ,  複合体 ,  スーパーオキシドジスムターゼ ,  神経膠腫 ,  三次元 ,  in vitro実験
準シソーラス用語： *グリオーマ細胞 ,  *抗酸化活性 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： 第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y) ,  その他の中枢神経系作用薬の基礎研究  (GW03120U) ,  酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究  (GW21010W)

タイトルに関連する用語 (5件)： グリオーマ細胞 ,  阻害剤 ,  抗酸化活性 ,  鉄 ,  銅錯体