抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では農地に関する保全と再生とを結合する機構を調べて,そのための理想的なモデルを提示した。本論文では,さまざまな農民が耕地に関与すると仮定して,農民と農地との結びつきが耕地の放棄を避けるための鍵になると考えた点に特徴がある。人的資源(農民)の確保と定着が農業生産資源の保存と再生のための機構自体であり,また土地のための駆動力でもある。その理由は,既存の農地は既に使用されて新しい人が入る余地がないために,放棄された農地の使用が唯一の選択肢である。さらに新しい参入者は既存の作物とは異なる作物を選択する可能性があるので,既存の農地に吸収されない可能性がある。本論文では以下の3点に結論した。1.この機構に着想した出発点は,個々の管理者の能力と手腕や技術(農民の個人的資質)の地域的な自然環境という背景に対処する点にある。2.これらの特色を発展させるための努力と忍耐,並びにそれを支えるための行政による支援が不可欠である。3.これらの因子を連続的に反復することによって,この機構の駆動源となる農民による管理の採算性は,その地域の理解に基づいて確立できる。(翻訳著者抄録)